こんにちは、店長です!
今回は高知県・土佐清水市のお客様(ご夫婦)にオーダーメイドマットレスをお届けした事例をご紹介いたします。
「ベッドマットレスにもオーダーメイドってあるんだ!」という好奇心と、ご夫婦それぞれ腰に違和感を感じやすいというお悩みをお持ちだったことが合わさって。約3時間ほどの道のりを超えて当店にお越しいただいたお客様。数あるお店の中から選んでいただけたことを本当に嬉しく思います。
お一人ずつ眠るスペースをゆったり確保するために、ベッドはセミダブルサイズを2台ご用意。ベッドの上にセッティングするのは、お客様に最適な寝心地を作り上げるオーダーメイドマットレスです。
オーダーメイドマットレスに使う素材は硬さの異なる4種類のウレタンフォーム。表面の切り込みの大きさを変え、大きな四角=硬い・中くらい=普通・小さな四角=柔らかいという具合にクッション性の強弱を付けています。
このウレタンフォーム(大・中・小・極小)を組み替えながらマットレスの寝心地を作り込んでいくのがオーダーメイドたる所以。もちろんサイズオーダーもOKです。
今回お作りしたお客様(旦那様)の配列パターンは上画像。背中から腰のくびれまでの凸凹ラインに特徴があり、一番出っ張っている背中に寝ている時の体重が集中しやすい可能性がありました。朝起きたら背中がバキバキになる原因も、もしかしたらこの体型の特徴が引き起こしていたかもしれません。
そこで、背中に当たるマットレスの硬さを中〜小にして背中の凸を沈ませながら体重負担をなるべく吸収できるように調整。柔らかくしすぎると逆に体が沈みすぎてしまうので、寝姿勢バランスをキレイに整えながら慎重に合わせていきます。
そうして出来上がったのがこちら。大きさの異なる四角いキューブが配列されていることがよく分かります。
マットレスの上にはウールベッドパッドを敷きます。
ベッドパッドを敷く理由はウレタンフォーム製マットレスの唯一の欠点である「湿気調整能力が弱い」点を改善することです。
質の高いウレタンになればなるほど密度がギュッと詰まってくれるので寝心地は良くなります。しかし密度が高いということは通気性・空気の通り道が少なくなるということ。表面にスリットを入れて空気の逃げ道を作る工夫を施しているものの、オーダーメイドマットレスの素材は高密度のウレタンを使用するため通気性の低下がどうしても避けられません。だから、湿気を吸って発散してくれる天然のエアコン=ウールがたくさん詰まったベッドパットを併用し、寝具の環境をより良く保つことができるように整えることが大事です。
ほどよく暖かくてモチモチ柔らかい質感というのもウールの持つ魅力です。
高反発・低反発限らずウレタンフォームは通気性に難がある素材です。「従来よりも通気性向上!」と謳っている商品を目にすることもありますが、耐久性を犠牲にして密度を低くスカスカにしているか、通気性がとことん悪い低反発ウレタンを比較対象にしているかのどちらかであることが多く、向上していたとしても不快指数を下げるほどの湿気調整能力があるかどうかは厳正にチェックしなければいけません。
コップ一杯分かくと言われる睡眠時の汗や湿気の逃げ道を作っておかないと布団の中が蒸れて不快指数がどんどん上がります。マットレスの寝心地はとても良いのに寝つきがなんだか悪い…、これではせっかくの良いウレタンフォーム素材を活かしきれていません。
ベッドマットレスの良さを引き出すためにも、ウールに限らず、コットンや脱脂綿入りなど吸湿性のあるベッドパッドをおすすめいたします。
最後に掛けるのはベッドシーツ。寝室の雰囲気に合わせてアイボリー色、綿100%の伸縮ニット生地でふんわり柔らかく包み込みます。一度触れると離したくなくなるほど気持ち良いと言っていただける質感です。気に入ってくれるといいな。
お届けから数日後、お客様からこんなメッセージをいただきました。
先日はありがとうございました。主人も私も寝るのが楽しみになっています!
私に関しては寝返りをうつ度に肩や腰の痛みがあったのが、すっかりなくなりました!どうも体型が変わっても負担がかかっている部分は一緒だったみたいです。
これからもっと馴染んで行くのが楽しみです。ありがとうございました!
Y様、このたびは当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
お届けしたオーダーメイドマットレスで気持ちよくおやすみいただいていること、本当に嬉しく思います!ぜひご家族一緒に末長くお使いくださいませ。年数が経った時にはメンテナンスも行うことがでくるので、ぜひまたご利用くださいね☆
それでは、また!