こんにちは、店長です!
愛媛県でもじわじわと広がっている金属レス・ノンコイルのベッドスタイル。ポケットコイルやスプリングマットレスに代表される従来型のベッドではなく、天然ゴムやウレタンフォームを活用した「体に優しくフィットする寝心地」がやっぱり気持ち良いんですよね。
ウレタンフォームは金属に比べて軽く、天然ゴムは抗菌作用あり・折り曲げることができるというメリットがあるので、スプリングよりもこまめなお手入れができるとお客様に喜んでいただいています。
先日も東温市にお住まいのお客様にノンコイルベッドマットレスをお届けいたしました。1年ほど前からオーダーメイド枕をお使いいただいているユーザー様で、今回はお引っ越しを機にベッドの買い替えについてご相談をいただきました。
お届けしたベッドシステムの内容は、
- 天然ゴム100%ラテックスマットレス(シルバーネスマットレス)
- RELAXウッドスプリング(ナチュールフレックス)
- ウッドスプリング専用ベッドフレーム(静岡県大井川でオーダーメイド)
という組み合わせです。
14cmの厚みがあるラテックスマットレスに寝転んでみると、フワッとした感触とともに体が優しく包み込まれます。これがなんとも言えず気持ち良い。
体を包み込むといえばトゥルースリーパーやテンピュールに代表される低反発ウレタンも同じようなイメージですが、寝心地は別物です。包み込みながらもゴムの反発性で寝返りをスムーズに行うことができるのがラテックスマットレス、体にもっちりくっつきながらスキマを埋めてくれるけど支える力がないので沼にハマる感じになるのが低反発です。
BMI指数が低いひと、痩せ型体型の方には低反発もメリットがあると思いますが、それ以外の方にはにはどうしても体の沈み込みが大きくなりすぎるので、店長の個人的な考えとしてはあまりおすすめしない素材です。
お客様がベッドマットレスの寝心地を試している最中、天然ゴムとどっちが良いかで一番迷われていたのがオーダーメイドマットレスです。
当店のオーダーメイドマットレスは硬さの異なる高反発ウレタンフォームを組み合わせて、13,000通り(プレミアムタイプは43,000通り)のパターンからお客様に合うマットレスを作り上げます。
高反発ウレタンフォームの特徴は「しっかり体を支えること」。天然ゴムよりも硬めの素材になるため、沈み込むという感覚が少なくなります。この安定感の良さが腰をしっかり支えることに繋がるので、仰向きで眠るスタイルの方にはとてもハマってくれます。
横向きで眠る時にも肩の圧迫感を軽減するためにソフトな感触でオーダーすることができるのですが、ソフトな感触を求めるのであればやはり天然ゴムに軍配が上がります。
今回のお客様は横向きで寝ることが多いので、オーダーメイドマットレスの安定感も捨てがたかったのですが、天然ゴムの柔らかさ・肩のストレスがフリーになることが決め手になりました。
「万人に合う寝具は存在しない」。どのマットレスも、どの枕でも、それぞれに一長一短があります。その特徴とお使いになる人の相性を見極める、これが私たち寝具専門店に求められるコトだと思いますし、もっと精度を高めていきたいと思うところですね!
マットレスの上にはお約束のウールベッドパッド。
天然ゴムは密度が高い分耐久性には抜群の信頼があるのですが、湿気を調整する能力は低いです。ですのでウールの湿度調整は必須。汗や湿気をしっかり吸い取りながら逃すことのできるベッドパッドを年中使用することで、寝具の中の環境をより良く保ちます。
BOXシーツは綿100%のニットタイプ。お客様の選ぶネイビー色がここ最近の一番人気です。男女の好みの差はあんまり関係ないイメージですね、ベージュやブラウンよりも落ち着いた雰囲気を作りたい人にオススメです。
以前作成したオーダーメイド枕をセットして。ウッドスプリングは枕との相性を良くするために調整することもできるので、ベッドと枕をしっかりと合わせながらお客様だけの寝心地を作っていきます。
ベッドと同時にご用意した羽毛布団。ふんわりとした見た目ですが、実はコレ冬用よりも少し羽毛量を少なめにした年中使える羽毛布団です。春や秋口などにも使えるように保温性をコントロールすることができます。
特にお引っ越し先のマンションは機密性が高い構造になっているので、一般的な冬用羽毛布団では暑くて使いにくいという感じる事例が頻発しています。ですので、既製品をご用意するのではなく、お客様の体質・寝室環境に応じてオーダーメイドさせていただきました。
羽毛布団用のカバーは綿100%のガーゼ生地。時間をかけてゆっくりと精製した綿の糸で仕立てているので、ガーゼなのにとっても柔らかいんです。汗の吸収も良く、通気性も確保できるので羽毛布団にはぴったりの素材です。
気温が下がって真冬の寒さを感じる夜にはブランケットを羽毛布団の上にセットして保温性をアップさせます。羽毛布団の中に毛布を入れて使う方もいると思うのですが、自分の体温を羽毛布団に効率よく届けるためには布団の上に毛布がベストな組み合わせ。体に一番近いところで羽毛布団を使うようにしてみてください。
「体に近いところに羽毛布団を使っても寒くて寝れない」ということがもしあった場合には、お使いの羽毛布団のパワーが足りないor使用年数が経過してヘタってきている可能性があります。
お天気の良い日に羽毛布団を日干ししてあげるだけでも着心地が変わることがありますので、ぜひ試してみてくださいね!
H様、この度は誠にありがとうございました!
新しい生活にはもう慣れましたか??ぜひ夜にはぐっすり気持ち良くおやすみいただければと思います☆
それでは、また!