こんにちは、店長です!
毎日の睡眠になくてはならないもの=寝具。とりわけ枕とベッド・マットレスは買い替えない限り年中通して同じものをずっと使い続けることになるので、寝心地への影響がとても大きくなります。
寝心地が悪いベッドや枕を使用すると首が痛くなったり腰が痛くなったり、敏感な方では寝つきの悪さにつながるなど「睡眠の質」が低下する可能性がありますので、できる限りご自身にぴったり合った気持ちよく眠れる寝具を使ってほしいという想いが店長にもあります。
硬い・柔らかい。高い・低い。寝心地を表す言葉を羅列するだけならシンプルなイメージになるのですが「私に合う柔らかさって何?」や「枕が高いのか低いのかそもそもが分からない」といったように、比較する対象や目安が曖昧ゆえに思想が迷宮入りしがちなのが寝具というもの。
どのベッドを選べば良いのか分からなくなってしまうというお客様の声は多いので、その都度おひとりずつのお話をじっくりお伺いしながら状況をしっかり把握することができるように努めています。
5月の連休中にご来店いただいたお客様もベッドマットレス選びに悩みすぎて困っているという方でした。
ニトリや家具屋さんなど他のお店もいろいろ巡ってはみたものの、数こそ多いけれど寝比べてみても違いがあんまり分からないし、逆にいうとどれも新品だからそこそこ気持ち良いし、ちょっと寝てみただけではどれでも良いのかなと感じてしまうので客観的な目線とプロのひとに聞いてみよう!ということでご相談をいただきました。
今回のお客様は40代・女性、腰のくびれが大きい細身の体型です。現在使用している寝具はスプリングマットレス(ポケットコイル)に5cmほどの厚みがあるウレタンフォームの薄いマットレスを上に敷いているスタイルだとお伺いいたしました。
マットレスの使用歴は10年以上。ちょっとずつ劣化してきたのかなということでベッドの寝心地を改善するために薄いマットレスを購入して併用するようになったのは5年前からだそうです。
ここ2,3ヶ月は寝つきもあまり良くないうえに夜中に目が覚めるようになってしまって、朝起きてもスッキリしないといいます。一番のお悩みは背中の痛み。肩甲骨あたりが朝起きたら痛くなってしまうので、それを解決するためにベッドマットレスの買い替えを検討されていました。
体型を測定してみるとかなり体に隙間ができやすいひとだということが判明。背中・腰がでっぱり、腰のくびれや膝に隙間ができるので、下手に硬い枕やマットレスだと体全体を包み込むことができないため、結果的に肩甲骨が体の重みで圧迫され痛みにつながっていると推測しました。
ご自身は今まで硬いマットレスの方が自分に合っている、硬めのマットレスの方が好きだという認識をお持ちでした。それとはまったく正反対のことをお伝えする結果にはなったのですが、店長としては「お客様には体を包みこむ優しいマットレスを使ってほしい」とアドバイスさせていただきました。
柔らかいマットレスと聞くとトゥルースリーパーのような低反発ウレタンフォームのものを想像しがちですが、今回のお客様は仰向きで寝ることが多いため、柔らかすぎる低反発マットレスをおすすめしてしまうのは絶対NGです。
腰が不自然に落ち込んでしまうこと、寝返りを打つときにもたつくので必要以上に力を使ってしまうこと、この2点のデメリットがお客様との相性を悪くしてしまう可能性があります。
そこでご案内したのが天然ゴム100%のラテックスマットレス。ふわふわとした柔らかさとともに適度な弾力性が生まれるため、お客様の体型にぴったりハマると考えました。
厚みが14cmあるので横向きで寝ても肩にかかる圧迫を吸収してくれるクッション性に優れていることもポイント。店内で試していただくと「これなら背中も痛くないし体の緊張がほぐれそう!」という感想をいただきました。
お客様に新しいベッドマットレスをお届けしてから3週間後、寝心地について・睡眠の状況について変化があったかどうかを聞いてみると、
マットレスが変わってからどこも痛くなくなった。朝起きたときにも背中は痛くないし、なにより睡眠が深くなったようが感覚がある。
とても不思議だが今までよりもぐっすり眠ることができているのは確実。肩も痛くないし、もっと早くマットレスを買い換えていればよかったと思うほど。とても快適です!
という嬉しい感想をいただくことができました。
今まで使用していたスプリングマットレスがほどほどに硬めの寝心地でしたので、天然ゴムマットレスに交換したら最初は慣れるまで少し日数が必要かなと思っていたのですが、ほどよい弾力性が体にぴったりマッチしていてとても良い状況です。
柔らかいマットレスながら天然ゴムはとても強い素材なので耐久性もバッチリ。
ぜひこれから毎日お使いいただきながら、日に日に馴染む寝心地の良さを感じていただければと思います。
ぐっすり眠ることで毎日の寝起きが楽に、体の疲労や緊張をときほぐしながらリラックスした時間をお過ごしくださいませ☆
またタイミングを見ながらアフターフォローさせていただきます。
引き続き今後とも何卒よろしくお願いいたします!