皆さまこんにちは、店長です。
前回の「布団屋にトゥルースリーパーがやってきた!【開封編】」のつづきになります。見ていない方はぜひそちらからご覧ください。
<目次>
さていよいよ、トゥルースリーパーに寝てみます。
敷きふとんの上の黄色いマットがトゥルースリーパープレミアムです。
寝たときの第一印象は「柔らかい!」。低反発素材のウレタンに腰や背中が包み込まれるような独特の感触です。
寝返りを打って横向き寝になったときにも、肩の出っ張りがマットに吸収されるような感じがします。
「あ~、柔らかい感触が好きなひとが寝ると気持ち良いんだろうな~」というのが率直な感想です。
僕自身、低反発素材のマットに寝たことがほとんどなかったので、ぐにゅ~っと体が沈んでいく感覚は新鮮でした。
よくお客様から「低反発と高反発の違いって何?」という質問をされるのですが、
・低反発はぐにゅ~っと体を包み込む感じ
・高反発はぐいっと体を支える感じ
という説明がまさに当てはまる感覚です。
伝わりますかね?この感じ(笑)。言葉で説明するのはとっても難しいですが…。
この時点では少し寝てみただけなので、もっと詳しい寝心地感は、実際に何日か寝てみた様子を交えて後日ご紹介いたします!
具体的に検証してみる(ニュートラルに)
さて、ここまでお伝えした内容は僕の個人的な感想です。他の口コミサイトやレビュー記事にも掲載されているような内容なので、布団屋の店長らしくもう少し突っ込んだ内容をば。
ここからは2つの項目に重点を置いて検証を行っていきます。
①店長のような体型のひとが寝るとどうなるのか?
②データ的に見て体重負担はどう推移するのか?
人それぞれ身長・体重のバランスや体型が違うので、体で感じる寝心地はどうやっても寝ている本人にしか分かりません。言ってしまえば、同じマットに寝た全員が同じ寝心地を感じるとは限らないのです。
ですので、僕のような体型のひとがトゥルースリーパーに寝てみるとどうなるのか?という視点で、データをご紹介していきます。
この一例が皆さまの参考になりますように。
店長のスペック
まず、実験体となる店長の身長・体重や体型を赤裸々に公開いたします。
体型を測定する
自分にぴったりの寝心地を探すうえで大事なポイントになる「体型」。
肩のでっぱりや腰のくびれ具合は一人ひとり違います。その差があるゆえに、合う寝具や感じる寝心地が変わってくるのです。
体型測定には「オーダーメイドまくら」をつくるときのツールを使用します。
写真の真ん中にあるのが体型測定器。これを使用して頭の上から足までのボディーラインを測定していきます。
こんな感じで真っ直ぐ立った姿勢から測定していきます。
で、測定した結果がコレ。これだけ見てもなんのこっちゃ分からんので、きちんと説明させていただくと…
測定器が頭のてっぺんから足元までをコロコロとなぞったのが青い線で表示されています。これが体の凸凹具合を表すボディーライン。
そして赤い線が通っているのが、頭のでっぱりからお尻まで(写真の①~⑤)の一番出っ張っている箇所or引っ込んでいる箇所になります。
店長の体型をみると「肩甲骨部分の出っ張りが少し大きくて、腰のくびれが出来やすい」という特徴がありますね。あと、意外とお尻がプリッとしてて可愛いですね。うん。
寝たときの体重負担データ(パターン別比較)
ここからはトゥルースリーパーをいろいろなパターンで寝てみて、そのときにかかる体重負担のデータを比較していきます。
寝たときの体重負担を測定するのは、濃いめのブラウンカラーがイケてるコイツ。
この測定器も「オーダーメイドまくら」や「オーダーメイドマットレス」を試すときに使用するツールです。
この測定器は体重圧を部位ごとに測定してくれるので、寝ているときの腰や肩にかかる負担をマットごとに比較することが可能。
TVでも同じようなツールを使って「体圧分散を測定!」なんていう特集がときどき放送されているので、画面を見たことがある方も多いのでは。
パターン①畳に直接寝てみる
トゥルースリーパーを試す前に。まずは比較対象として「畳に直接寝る」と、体重がどのように体にかかるのかを測定してみました。
畳に直接敷いた測定器に、仰向きに寝てみます。
測定したデータがこちら。
データの見方としては
・青~緑色の部分→体重がかかりすぎていない
・オレンジ~赤色の部分→体重がかかりすぎている(圧迫)
となります。
硬くて弾力が無い畳では、肩やお尻の出っ張り部分をソフトに受け止めることができないので、体重の負担がモロに出ています。人間の体で一番重たい腰部分の負担が特に大きく、測定値MAXの濃い赤色が出ていますね。
友達の家でお酒を飲んで、酔っ払って床で寝てしまった夜を思い出します。
横向きでも測定してみます。
横向きになると肩と腰の骨盤あたりが出っ張るので、その部分が強く圧迫されていますね。畳の硬さに体が押しつぶされた状態になっているので、体重負担で圧迫を示す濃い赤色が大きく出ています。
結果:畳に直接寝ると、痛くてしんどくなっちゃうよ!
パターン②畳にトゥルースリーパーを敷いて寝てみる
さぁ、ここからトゥルースリーパーの登場です。畳にトゥルースリーパーのみを敷いて寝てみました。
仰向きに寝た状態。
お!全然色が違う!畳だけで寝たときよりも赤い部分が減っています。
さらに青色の部分が増えているので、畳で寝るよりもトゥルースリーパーの方が体に接地している面積が大きいということがいえます。
ただ、腰のくびれ部分や太もも部分にすき間がある状態(色が付いていない)なので、ここは改善したいポイント。
横向きに寝た状態。
こちらも畳と比べて赤色が少ないです。ですが、濃い赤色の部分が残っているので、体重負担は依然かかっている状態ですね。今回試しているトゥルースリーパーは敷き布団やマットレスの上に敷いて使用するタイプなので、このくらいはしょうがないといったところでしょうか。
結果:畳で寝るよりも、体重負担が軽減されているよ!
パターン③マットレスにトゥルースリーパーを敷いて寝てみる
本来の使い方である、マットレスにトゥルースリーパーを敷いた状態で測定します。
今回使用したマットレスは、当店のラインナップの中でも一番硬くてしっかりしたマットレスを採用しました。
マットレスのみで仰向きを測定するとこんな感じです。
畳とあんまり変わらない…。へへ…。
トゥルースリーパーを敷いてみると…。青色の部分が増えましたね。お尻の部分にかかっていた体重負担も少しずつ軽減されている様子です。お尻の赤色がもう少し緑色に変われば良いのになぁ。
では横向きはどうでしょうか?マットレスのみだとこんな感じ。
これまた畳と変わらないくらい濃い赤色が出ています。
トゥルースリーパーを敷くと、体の面積がより大きく表示されるようになりました。他の寝方パターンと比べて、脇腹あたりの設置面積がやや広くなっています。
肩や腰部分の赤色はまだ強めに出ているので、もう少し負担を軽減させて欲しいところですね。
結果:硬いマットレスに寝るよりも、体重負担が和らいでいるよ!
測定結果から分かること
今回の測定結果からは以下のことが分かりました。
畳の上で寝ると…
畳のような硬い場所では肩、腰に体重負担がかかりやすい。横向きになると、体の出っ張り部分が強く圧迫されている状態に。
トゥルースリーパーだけで寝ると…
トゥルースリーパーのみに寝た場合、畳と比較して体重負担は軽減されている。しかし、今回使用したトゥルースリーパープレミアムは、敷き寝具の上に敷いて使うタイプのため、腰や肩に圧迫状態の数値が表示されている。
マットレスの上にトゥルースリーパーを敷いて寝ると…
硬めのマットレスの上にトゥルースリーパーを敷いて寝た場合、マットレスのみの場合よりも体重負担が和らいでいるデータが表示された。
今回試した寝方のパターンを比較すると、トゥルースリーパーを使用した方が良い測定結果が出ることが分かりました。
店長のような体型のひとがトゥルースリーパーに寝たとき、上半身(肩甲骨や背中)の負担が和らぐことがデータ的に見て取れます。腰の部分には圧迫を示す赤色が残っているので、ここを改善してあげるともっと気持ち良いのではないかと。横向き寝はなかなか難しいです。圧迫を示す濃い赤色が肩や腰に表示される結果となりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した測定データは、結果は店長が試してみた一例にすぎません。寝心地は一人ひとり違うし、どんな種類でどんな硬さの敷き布団とトゥルースリーパーを組み合わせるかでも、データは大きく変化する可能性があります。
ただひとつ言えることは
畳の上で寝るのはやめましょう!
ということです。
それでは、また!
※トゥルースリーパーおよびトゥルースリーパー プレミアムは、株式会社オークローンマーケティングの商標です。