こんにちは、店長です!
11月も後半に差し掛かり、暖冬傾向にある2023年もようやく寒さが本格的になってくる様子が伺えます。
日によって気温差が激しいのでなかなか適応が難しいのですが、今年は雨が少なくて乾燥していることもあり体調管理がかなり大変。これから年末に向けてバタバタと忙しくなりますので「よく食べ・よく運動して・ぐっすり寝て」、風邪などひかぬよう体を整えながら元気に過ごしていきたいと思います!
さて今回は松山市のお客様にオーダーメイドマットレス、ベッドフレーム、ベッドパッド、シーツをお届けした事例をご紹介いたします。
2020年9月にオーダーメイド枕をお仕立てしたところから寝具のご相談を定期的にいただくようになっているH様。
この度お引っ越しにともないベッドの買い替えを検討しているということで、自分にはどの寝心地がぴったり合うのか教えて欲しいとご相談いただきました。
ご案内しながら実際に寝心地を実感していただき、一番体にしっくりきたのが「オーダーメイドマットレス」です。
オーダーメイドマットレスとはお客様ごとに体型を測定し、身長・体重の割合に応じてマットレスの強度をカスタマイズしていくマットレスです。
H様にはオーダーメイド枕をお仕立てした際に腰痛などの懸念もあるというお話をいただいていたため、もしマットレスを買い替えるならこんなものもありますよと簡単にではありますが事前にオーダーメイドマットレスの存在をご紹介していました。
人の体を頭・背中・腰・足というブロックに4分割した場合、頭の重さは体重の約8%に相当します。体重50kgの人なら4kgほど。ボーリングの玉くらいのイメージです。それが腰部分になると体重の約44%を占めるほどに。体重50kgの人なら22kgほどの重量が腰に集中するということになります。
マットレスで考えた場合、軽い頭や足を支える部分は柔らかくフィットする感じで良いのですが、重たい腰を支える部分を柔らかくしすぎてしまうと沈みすぎてしんどくなることがあります。体がくの字に折れ曲がるような体勢は背骨のラインが崩れてしまうため、理想的なバランスとはいえません。
姿勢が悪い=不良姿勢が続いてしまうと体に余計なストレスがかかってしまうばかりか呼吸しづらく体の力がうまく抜けにくい体勢となり、寝つきの悪さやいびきにつながってしまうこともあります。
今回のH様には比較的柔らかめの寝心地を実現できるマットレスの方が相性が良いということがわかっていたのですが、腰部分の弾力性を強化してあげながら「仰向きで寝るときの安定感」をプラスする形でマットレスの強度をオーダーメイドしていきました。
体が沈み込みすぎることなくコロコロと体勢を変えられるようにすることで、スムーズな寝返りにもつながります。
その上で羊毛がたっぷり入ったベッドパッドをマットレスにセット。体の凸凹ラインにフィットする優しい弾力性を実現しながら、羊毛のもつ吸湿発散性能(汗や湿気を吸い取って発散する)により湿度のコントロールを適度に行います。
マットレスに汗や湿気がたまってしまう状態が耐久性の低下、ヘタリを招く一番の要因です。干したり洗濯したりできないマットレスにベッドパッドを併用することで寝心地のレベルアップはもちろん、汚れを防止したり湿気を逃してあげたりと様々な効果を発揮してくれます。
ベッドパッドとマットレスを同時に包み込むシーツは綿100%の柔らかいニット生地。カラーはH様の大好きなグリーン色を採用いたしました。
新しいベッドとオーダーメイド枕の寝心地はとても相性が良いので、これまで以上に相乗効果をもたらしてくれるはずです。
これからも末長くご愛用いただけると嬉しいなと思います。
また定期的なメンテナンスも可能ですので、お気軽にご相談いただければ幸いです。
H様、この度は当店をご利用いただきまして誠にありがとうございました!