フランスベッド製羽毛布団の品質を検証!長年使用してもリフォームできるのか?

こんにちは、店長です!

梅雨時期真っ只中の6月上旬、愛知県にお住まいのお客様から羽毛布団のお手入れについてご相談いただきました。

LINEで頂いたメッセージの内容はこちら。

羽毛布団リフォームツインダウン(肌掛け+合い掛け)ダブルサイズ。

14年使用、FRANCEBED製造。定期的にクリーニングに出していました。

今回リフォームした方がいいか、新しく買い直すべきか検討しています。

リフォームできるなら現状通りのダブルサイズ、肌掛けと合い掛けのツインスタイルが良いです。リフォームの場合の見積もりと、リフォームor新規購入のどちらが望ましいかご回答よろしくお願い致します。

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フランスベッド製造の羽毛布団はネット通販以外では家具屋さんで購入されるケースが多いように思います。ベッドやマットレスを購入したと同時に掛け布団もセットで、というような流れがメインかもしれません。

当店ではこれまでフランスベッド製の羽毛布団を数多く状態チェック・リフォームしてきましたが、品質に不備があったり表示と異なる原料が使用されていたということはありません。中身の羽毛に関しては価格グレードにもよりますが、高品質なものが使用されている印象もあります。

ただし、側生地にポリエステルを使用することが多く、個人的にこの1点が非常に残念に思うポイントです。

経験的にはポリエステル100%生地を使用しているフランスベッド商品は見たことがないのですが、

  • 綿65% ポリエステル35%
  • 綿15% ポリエステル85%

といった配合の生地をよく目にします。

ポリエステルを使用することで重量が軽くなる、質感が柔らかい、製造コストが安くなるといったメリットも存在しますが、綿100%生地に比べて通気性に劣るので、中の羽毛に湿気がたまったり空気の循環がスムーズにいかなくなります。

マザーグースダウンや手選別ダウンなどといった高品質羽毛を使用するなば、なおのこと通気性が高い生地=綿100%を使用しながら羽毛がしっかりと呼吸できる環境を整えてあげたいと店長は思います。その方がふっくらと膨らむ羽毛の性能を最大限活かすことにつながるからです。

では今回のお客様からお預かりした羽毛布団をチェックしていきましょう。

サイズはダブルサイズ、合い掛け・肌掛けの2枚で1セットになったタイプの羽毛布団です。春・秋は分厚い方、夏には薄い方を使用して、真冬になったら2枚重ねて暖かさをプラスするという使用方法が可能です。

2枚重ねる時にはボタンを留めて固定するようになっています。

14年ほど使用しての感想は羽毛の吹き出しが若干気になるのと、以前に比べて羽毛の膨らみや暖かさがなくなってきたかなということ。

リフォームするならしっかり保温性をキープできるようにしたい!というお客様の希望を叶えるためにプランを組み立てていきます。

ふんわりとしたボリューム感と保温性を実現するには羽毛の品質がやはり重要です。元気な羽毛が入っているかどうか、実際に確認してみます。

生地を開いて取り出した羽毛がこちら。見た目には白くて綺麗な羽毛、ふわふわ感もしっかり維持されているように思います。

手作業で選別してみると、経年劣化によって小さく崩れかけている羽毛がちらほら。だんだんとホコリっぽくなってくると空気をしっかり掴む能力が下がってしまうため、体で感じる保温性にも影響してきます。

一方こちらは正常な羽毛。ダウンと呼ばれる綿毛の部分で、一粒一粒が大きく存在感もはっきりしています。

500円玉と比べてもこの大きさ。布団に付いていたラベルは印字が薄くなっていたので正確な情報は不明ですが、じっくりと時間をかけて生育したグース(ガチョウ)の羽毛で間違いありません。

パーマがかかったようにうねうねしているのもとても良いです。もちもちとした弾力性も生まれるし、うねった毛の中に空気が入り込んでくれるので保温性を実現しやすいんですよね。

羽毛の品質には全く問題なく、むしろこれを捨てて新品を購入するのはもったいない!ということをお客様にご報告。丁寧にお手入れをしながら新しい羽毛布団へと再利用することになりました。

リフォームが完成!

<リフォーム結果>

ダブルサイズ2枚➡️ダブルサイズ2枚へのリフォーム

  • プレミアムダウンウォッシュ(布団を解体して取り出した羽毛を直接洗浄する)
  • 新品羽毛の補充:ポーランド産ホワイトマザーグースダウン95%を450g補充
  • 新品生地:綿100%・80番手サテン織り(1㎡あたりの重さ:114g)
  • キルティング:たて6×よこ6マスキルト
  • 羽毛充てん量:冬用1,500g/夏用500g

出来上がり参考価格:135,000円(税込)

リフォームの出来栄えはこんな感じ。2枚重ねた状態で撮影しています。

元々の羽毛が高品質なものでしたので、洗浄・乾燥を丁寧に行うことで新品同様のふわふわ具合を取り戻すことができました。

「現状通りのスタイルに仕立ててほしい」というお客様のご要望に応じて、2枚の羽毛布団を留めるボタンは同じようにセットしています。

500g、1,500gという羽毛量の違いによって使い方が全く違うのがツインダウンの良いところ。季節に応じて、年中通してこちらの羽毛布団を使うことができます。

新調した側生地はもちろん綿100%。80番手という細い綿糸で仕立てたサテン織り生地で、柔らかくしっとりした着心地を味わうことができます。

リフォームが完成した羽毛布団をお届けしてから数日後、お客様からメッセージをいただきました!

三浦綿業
三浦 様

お世話になっております。
先程羽毛布団が到着致しました。

とても綺麗に作って頂きありがとうございました。またご依頼する事もあるかと思いますがよろしくお願い致します。

出来栄えにご満足いただけた様子でほっと一安心です。これからじっくりと着心地をお試しいただきながら、気持ちよくおやすみくださいませ☆

また何かお困りごとがありましたらいつでもご相談くださいね!

それでは、また!