丸八真綿(マルハチ)羽毛布団のリフォーム。羽毛の吹き出しと生地破れを綺麗に直します!

こんにちは、店長です!

6月に入ってご相談件数が急増している「羽毛布団リフォーム」。今回は松山市にお住まいのお客様からお預かりした丸八真綿(マルハチ)製の羽毛布団を綺麗にお手入れした事例をご紹介いたします。

「生地が破れていてもリフォームできるのかな?」とお電話をいただき、実際にお持ち込みいただいた羽毛布団がこちら。聞くところによると、お電話下さったお客様のお母様が15年以上使用している羽毛布団とのこと。丸八製で購入時には相応の金額されたそうです。確かに表生地はシルクが使用されていたり、中身の羽毛もまだまだふわふわの質感が残っていて、リフォームする価値が十分にありそうな予感がします。

しかし、

真っ先に目につくのが黄色いタオルを縫い付けている部分です。足元部分の右側、かなり大きなスペースを補修するように縫われていますが、どうしてこのような縫い付けが必要になったのかを聞いてみると、

「実は、ストーブに当たって燃えちゃったの・・・。」

羽毛布団の角っこが誤ってストーブに当たってしまい、気づかぬうちに生地が燃えてしまったのだそう。幸い他の部分に燃え移ることはなく、布団の生地が燃えただけで済んだということだったのでほっと一安心。大事に至らなくて本当によかったです。

縫われているタオルを外してみると、焦げた跡が生々しく残っていました。

ただ、中身の羽毛にはそれほど被害が及んでいなさそうです。形の綺麗なダウンがたくさん残っているし、品質も良い。

丸八真綿という寝具メーカーさんは販売手法が独特(訪問販売がメイン)で金額的にもかなり高額な商品がラインナップされているので、会社のイメージ的に賛否両論あることは紛れもない事実です。しかし、品質的にはある程度しっかりした物を製造されているという印象を店長自身は持っています。

過去、数十枚は丸八真綿の羽毛布団をお預かりして中身を解体してチェックした経験がありますが、品質表示ラベルに書かれていることと中身が全然違った、なんてことはありませんでした。

今回の羽毛布団もお客様が冬でもこれ一枚で暖かく眠ることができていたそうです。確かにこのボリューム感があれば、真冬でも毛布いらずで過ごせそう。気密性の高いマンション住まいの方や暑がりさんには逆にやりすぎなほどの保温性が出てしまうでしょう。シングルサイズで羽毛量1.5kg入りという羽毛布団は、今ではオーダー別注でもない限り製造されていないと思います。

リフォームが完成!

<リフォーム結果>

シングルサイズ➡️サイズへのリフォーム

  • プレミアムダウンウォッシュ(布団を解体して取り出した羽毛を直接洗浄する)
  • 新品羽毛の補充:ポーランド産ホワイトグースダウン93%を300g補充
  • 新品生地:綿100%・100番手サテン織り(1㎡あたりの重さ:103g)
  • キルティング:たて6×よこ5マスキルト
  • 羽毛充てん量:1,500g

1枚あたりの出来上がり参考価格:70,000円(税込)

中に入れる羽毛の量はお預かりした時と同じグラム数を確保できるよう、新品羽毛を300g補充しながら調整しました。しっかりとした膨らみを確保することができるので、まさに真冬専用という着心地です。

羽毛量が多い分、少しでも着心地を軽くするために側生地は綿100%100番手という極細糸で織り上げたサテン生地を採用しました。

綿糸でもここまでできる!という光沢と柔らかい質感を実現することができますので、わざわざ摩擦に弱いシルク糸を使用しなくてOK。羽毛の吹き出しが発生するリスクをできるだけ抑える方が得策です。

リフォームで新しくなった羽毛布団の出番はまだまだ先の話になりますが、これからも気持ちよく、そして安心しておやすみいただくことができれば嬉しいなと思います。

この度は当店をご利用いただきまして誠にありがとうございました!