【動画で解説】大塚家具・ダウナ羽毛布団がリフォームできるかチェックしてみた!

こんにちは、店長です!

日本全国から寄せられる寝具のお手入れについてのご相談。「羽毛布団の生地が破れて羽毛が吹き出してしまった」や「枕の側生地に汚れがついてしまったので綺麗に直して欲しい」など、さまざまなお悩みを抱えるお客様から依頼をいただいております。

特に今年は5月から相談件数が増加していて、たくさんのお客様とメールやLINE、お電話を介してやりとり。店長の仕事具合によってはお返事にお時間をいただく場合もありますが、必ずご連絡させていただきますので少しだけお待ちくださいませ!

ご要望の多い大塚家具・ダウナのお直しリフォーム

当店でお預かりする寝具のうち、もっとも多いのが大塚家具製のダウナ羽毛布団。ドイツ製ならではの繊細な生地と風合い、日本メーカー製の一般的な羽毛布団と比べて圧倒的な着心地の軽さと通気性の良さが魅力の寝具です。

使用されている素材、生地の特性も相まってある意味特殊な羽毛布団ですので、このダウナをリフォームする際には布団の状態をしっかりと見極めなければいけません。使用年数の長さによって羽毛がどれだけ汚れているのか、生地の傷み具合やボリューム感の有無などを判断。その結果をお客様に詳しくご説明することが当店で一番大事にしているポイントです。

今回は宮崎県にお住まいのお客様からお預かりしたダウナをチェックしております。店長が普段どのように布団の状態を確認しているのかを動画で撮影してみましたので、ぜひぜひご覧ください。

※当店に直接羽毛布団をお持ち込みいただいた場合にはお客様の目の前で診断し、中身を取り出した様子を一緒にご覧いただくことができます。

製造年は2006年。14年ほど使用されたダウナで、サイズはダブルサイズ。お客様曰く、数年前から羽毛が吹き出してくるようになったのですが、ダウナ自体の着心地と気持ちよさはとっても気に入っているので、できればリフォームして新品当時の風合いを取り戻したいというご希望をお持ちでした。

リフォームで大事なことは「元々の羽毛の品質がしっかりしているかどうか」と「羽毛の状態がどれだけ綺麗に残っているかどうか」の2点です。劣化が進んでいたり比較的弱い羽毛だった場合にはリフォームを行ってもしっかり回復せずに少し残念な仕上がりになることがあります。

羽毛布団ならばどれでもリフォームできるというのは大きな間違い。品質と状態によって正しい選択と情報をお伝えすることも大事にしたいところです。

普段はお目にかかることができない布団の中身。羽毛を実際に取り出して手作業で選別しながら状態を見極めていきます。

これは経年劣化によって羽毛が小さく壊れてしまった部分です。寝ている間にかかる圧力や羽毛自体の擦れによって千切れてしまったり、汗や湿気がたまったままになることでも劣化が早まります。

小さくなってしまった羽毛は保温性や膨らむ力が弱くなり、ホコリとして外に吹き出してくるので、リフォーム時には綺麗に取り除きながらクリーニングしていきます。

こちらは大きくて綺麗な形を維持している羽毛です。一目見ただけでふわふわだと分かるダウン、布団の中でもしっかり膨らみながら空気を含んでくれるので、保温性をきちんと実現してくれますね。さすがダウナです。マザーグースダウンの名に恥じない、良質なダウンをたくさん見つけることができました。

羽毛布団の状態をチェックした結果、今回お預かりした羽毛布団はリフォームする価値が十分にあることが分かりました。仕上がり具合がとても楽しみ、綺麗にリフレッシュして帰って来てくれると思います!

毎日使う寝具だからこそ、いつでも気持ちよく安心して使いたいものです。

当店では寝具のお手入れ・メンテナンスをいつでも受付中ですので、お気軽にご相談くださいませ。

それでは、また!