Blog 私たちが伝えたいこと

2019/10/04

【2019年10月最新版】17年間使ったダウナ羽毛布団を丁寧にリフォーム

羽毛布団リフォーム

20190909g

こんにちは、店長です!

大塚家具の羽毛布団ダウナをクリーニングしたい・綺麗にお直ししたい・生地やぶれや羽毛の吹き出しを解決したい!というご相談が有難いことに全国から寄せられます。日本で販売されている「普通の羽毛布団」とはちょっと違うクセのある寝具だけに、お手入れする時にはきちんと状態を見極めながら1枚ずつ判断する必要があります。

特に今年の8月、9月はダウナのお問い合わせ件数が今までの3倍ほどに増えたので、ご注文いただいたお客様には少しだけお待ちいただくことも。今回ご紹介するお客様からは8月半ばにLINEでのお問い合わせをいただいたのが始まりでした。

⇒ 羽毛布団リフォームの詳細はこちら

 

お問い合わせ内容はこちら。

今回、ダウナをクリーニングしようと検索していて、三浦綿業さんを見つけました。以前クリーニングした時に、側生地が薄くなっているので次のクリーニングではリフォームした方が良いのでは?と言われておりまして。

ダウナの使用期間は17年です。やはり年数が経っているのであまりかさがなくなってきています。大塚家具さんに出そうかクリーニングで誤魔化すか、新しい布団を買うか悩んでおります。

 

20190827b

状態を詳しくチェックするために当店でお預かりしたのはシングルサイズのダウナ2枚。

 

20190827a

はじめて見た印象は「これで17年使っているの…?」というもの。生地も綺麗だし、ふんわりしたボリュームもちゃんと残っているし、20年近くお使いになっている羽毛布団だとは思えない保存状態でした。

 

20190827c

触ってみると、こんなにふわふわ。なぜこんなに状態が綺麗に残っているだろうと思い、お客様に今までの使用状況を聞いてみました。

すると、

大塚家具さんでは天日干しをあまりオススメされなかった記憶があるのですが、湿気のすごい部屋に一時住んでいたので(梅雨時など普通に湿度が80パーセント)良く外に干していました。あまりの湿気で匂いもすごくなって、その時初めてクリーニングに出したのですが、その時もきれいに使っていると言ってもらえてはいました。
ふとんを干した後、カバーも付け替えておりました。最近は布団乾燥機も冬場つかっております。ですが長野ですので、毎年結構長い期間使っております。梅雨時も今年はいきなり暑くなるまで使っておりました。

というご回答をいただきました。

やはり天日干しを定期的にされていたのですね、状態の良さに納得です。

これから羽毛布団を購入される方やダウナをご使用中の方にお伝えしたいことNO.1は「日干しをすること」。

大塚家具の店員さんが日干ししなくても良いと説明するのは、他の羽毛ふとんよりお手入れが楽になりますよっていうセールストーク的意味合いが強く、話半分で聞いた方が良いと思います。

ダウナは通気性が良い生地を使用しているので他の羽毛布団より湿気が抜けやすいという理屈はわかりますが、干してないダウナと干していたダウナを比べると明らかに保存状態が違います。せっかくの良い寝具ですので、気持ちよさをより長持ちさせるためにも今回のお客様のように日干しもしくは布団乾燥機を利用して羽毛に湿気がたまらないようにしてあげてください。

 

20190827d

さて、羽毛の状態をもっと詳しくチェックしていきましょう。生地を開いて羽毛を取り出します。

 

20190827e

おほ。白いですね〜。そしてふわふわですね〜。

 

29190827f

この辺りは羽毛が絡み合って大きな塊になっている部分。湿気や汗、皮脂などが羽毛にくっついていると起こりやすい現象です。放置しておくと羽毛が縮んで小さくなったり粉々に崩れてしまうので、水洗いと乾燥を行いながら優しくほぐしてあげます。

 

20190827g

そしてこちらが正常なダウン。大きな形を保った羽毛がしっかり残っていました。これがダウナ本来の高品質な羽毛ですね。真ん中の核が色濃く、外側に伸びる長い羽枝。モチモチと弾力性があるので耐久性にも期待できます。

まだまだ良い状態が保たれているうちにリフォームを行って10年後も羽毛布団が綺麗に保たれるようにしたい。そんな願いを実現するため、お預かりした2枚のダウナをリフォームさせていただくことになりました。

リフォームの出来上がり!

20190909a

<リフォーム内容>

  • シングルサイズ2枚➡️シングルサイズ2枚へのリフォーム
  • プレミアムダウンウォッシュ(布団を解体して取り出した羽毛を直接洗浄)
  • 新品羽毛の補充:ポーランド産ホワイトマザーグースダウン95%を1枚あたり300g補充(合計600g)
  • 新品生地:綿100%・100番手平織り(1㎡あたりの重さ:85g)
  • キルティング:たて6×よこ6マスキルト マチの高さ8cm
  • 羽毛充てん量:1,05kg

1枚あたり:79,000円

2枚の出来上がり参考価格:156,000円(税込・送料込み)

 

20190909b

20190909c

出来映えに関しては言うことなしです。

劣化していた羽毛を取り除き、その分をポーランド産マザーグースダウンで補充する。綺麗にリフレッシュされた羽毛を綿100%生地に吹き込み、ボリュームを整えながら仕上げれば、新品同様と言っても良いほどのリフォームが完成しました。

 

20190909d

今回のリフォームでは新調する生地にこだわりました。

綿100%はもちろんですが、100番手の細い糸を使用した平織りタイプでダウナとほぼ同等の軽さを実現します(ダウナの生地は1㎡あたり88g、今回の生地は85g)。また通気性に関しても日本基準ギリギリまで高めているので、ヘタな羽毛原料だと吹き出してくる可能性があるほど。それゆえにリフォームではあまり使用しない生地ではあるのですが、お預かりした羽毛の状態がすこぶる良かったこともあり「これなら通気性の高い生地が使える!」と判断。

軽くてあったかくて、体に吸い付くような着心地をまたお届けできるとお客様にお伝えした時には、とても喜んでいただけました。

 

20190909f

20190909g

ダウナのリフォームは今までに70枚ほどの経験がありますが、今回も良い仕上がり具合になりました。お客様にもご満足いただければ良いな、と思います。

 

さてその後、完成した羽毛布団をお客様にお届けしたのですが、早速お使いになったということで寝心地の感想をいただきました。

昨日綺麗に仕上がったお布団を受け取りました。
ありがとうございました。
昨夜は明け方が寒いということで、さっそくお布団を使いました。
主人はもう少し寒くなってからでいいと言うことで私の分しか収納袋から出しておりませんが、カバーをセットしてベットに敷いたところ、こんなにお布団大きかったかな?と思うほどです。
リフォームまえは一回り小さく厚みもなくなってました。羽毛も偏ってたんだなと感じました。

ダウナ同様とても軽く、おすすめしていただいた和晒しの一重ガーゼカバーだからか、更に軽く感じました。
まだ、寒かったとはいえパワーアップしたお布団では暑く感じるほどでしたが、大変気持ちよく眠れました。今朝のお布団の方が空気を含んで更にふくらんでおります。
綺麗に直していただいてありがとうございました。
タグも可愛かったです。大事に使わせていただきます。
何年後になるかわかりませんが、お直しする時にはまたお願いいたしますのでよろしくお願いいたします。

という嬉しいお言葉をいただきました。M様、このたびは誠にありがとうございます!

 

もうすぐ羽毛布団が活躍する季節になると思いますので、ぜひじっくりとお使いいただければと思います。

何かあればいつでもまたご相談くださいね☆

それでは、また。

⇒ 羽毛布団リフォームの詳細はこちら

The following two tabs change content below.

店長・三浦 峻

大学卒業後、雑誌編集・ライター業を経て寝具メーカー【西川リビング㈱】に入社。4年間みっちりと寝具・眠りに関する事を勉強して地元・愛媛県に帰郷。現在は三浦綿業の店長として、眠りの大切さを多くのお客様にお届けしています。
カテゴリー キャンペーン・お知らせ