片寄り、保温性の低下が進んでいる大塚家具ダウナ羽毛布団を復活させる方法!

こんにちは、店長です!

2026年も羽毛布団リフォーム・お手入れについてのご相談をいただいております。

生地が破れた、羽毛が吹き出す、汚れている、ヘタって暖かくなくなった、サイズを変更したい、重くて使えない等。

ぜひ羽毛布団の使い心地について気になることがあればお気軽にご相談ください✨メーカーや購入時期は問いません!

お問い合わせフォームはこちら>>

さて、今回は東京都にお住まいのお客様からリフォーム希望で羽毛布団をお預かりいたしました。大塚家具ダウナ、枚数は2枚です。

ダウナクリエーションの羽毛布団シングルが2枚あります。

片寄り、羽毛の吹き出し、ヘタリなどがあるので、リフォームしたいと思っています。

利用できる羽毛の量によっては、シングル2枚分の羽毛を使用して、シングル1枚にしていただいても大丈夫ですが、そのようなことはできますでしょうか。

よろしくお願いします。

こちらがお客様から頂戴したお悩み相談メール。ダウナクリエーションということはご購入から15年以上は経過しているなということが分かります。羽毛の片寄りや吹き出しなども発生しているということですので、経年変化によってどうなっているのかしっかりチェックしてみましょう!

大塚家具ダウナを示すタグ。ここに印字されている英語表記のタイプによって製造された年代を割り出すことができます。

まずは外見を詳しくチェックしていると、輪ゴムで補修されている部分を発見しました。布団の端っこに近いところです。

使用しているうちに生地が破れてしまったのでしょう。お客様ご自身で補修されていました。

長年使用するうちに生地にはどうしても汚れやシミが付着していきます。

私も子どもたちと一緒に寝ているので、たまたま鼻血を出してしまって、それが布団に付いちゃったこと、なんてことももありますよね。

シミが付いた部分は生地が弱くなりやすく、ぐいっと引っ張ったりするとビリっと裂けてしまうこともあるのでぜひご注意ください。

お客様がお悩みとして一番に挙げられていたのが「羽毛の片寄り」。布団の中で羽毛が移動してしまって、凸凹になってしまっているといいます。

布団を広げてみると、たしかに一部が盛り上がっていたり、もう一方はスカスカになってボリューム感が全然なくなってしまていることが分かりました。

おぉ、足元だった部分はほぼ羽毛が無くなって、生地だけになっています。

こうなると布団を被っても暖かさを感じることができず、ダウナ本体の「軽くてあったかい」気持ちよさをまったく実現することができなくなっています…。早急になんとかしないと!

外見チェックの段階では大分傷みが進んでいるように感じましたが、まだまだ諦めてはいけません!

ダウナに使用されている羽毛はポーランド産のホワイトマザーグースダウン、成熟した親鳥の羽毛が使用されています。しかもダウナクリエーション時代は手作業で選別された羽毛が使用されていたはずです。

元気な羽毛が残っているかどうか、実際に生地を開いて取り出してみましょう。

こちらが取り出した羽毛です。ホワイトの名の如く、白くてふわふわの羽毛が出てきました。

一粒ずつ選別しながら、弾力やパワーを見極めながらチェックしていきます。

選別の結果、糸くずのようなファイバーをまず発見いたしました。こちらは経年劣化によって壊れてしまった羽毛、小さくなった羽毛のカケラです。

このような状態になってしまうと保温力がなくなり、生地からの吹き出しにつながります。リフォームする場合にはホコリや塵ととも劣化羽毛を取り除きながらクリーニングすることで、より良い羽毛状態に回復させるということがとても重要です。

一方でこちらが大きくて綺麗な形を維持している羽毛たち。よかった、まだまだ元気に膨らんでくれています!

それぞれが一つずつ、しっかりと立っている。大きなボールのように丸い形も魅力的です。

外見だけではわからない、これが羽毛本来の品質チェックの行い方。やはり捨ててしまうのはもったいないですね。

この羽毛であれば磨けばまだまだ輝いてくれます。リフォームする価値が十分にあることをお客様にご報告させていただきました。

そして、二週間後。リフォームの完成!

<リフォーム実施内容>

  • お預かりした2枚の羽毛布団を解体して中身を取り出す
  • 取り出した羽毛を綺麗に洗浄し、劣化したホコリや羽毛を取り除く
  • 大きくて綺麗な形の羽毛を乾燥させながら、ふわふわの状態にしていく
  • 側生地はすべて新調。ドイツ製・綿100%110番手平織り生地を採用
  • 新品羽毛を補充。ポーランド産ホワイトマザーグースダウン95%/フェザー5%を1枚あたり250g
  • シングルサイズ(150×210cm)に仕立てる
  • 羽毛量1,050g入りを2枚作成
  • 掛け布団カバーを括るループは8箇所にする

出来上がりの参考価格:179,000円(税込)

こちらがリフォームが完成した羽毛布団の姿。どこを見てもふっくらとしていて、羽毛のボリューム感をいかんなく発揮するkとができるようになりました。

ダウナは元々マス目が大きいので羽毛が移動しやすい欠点があります。それを解決するため、リフォーム後ではたて6マス・よこ5マスの30キルトにお仕立て。布団を引っ張っても移動しにくいように加工させていただきました。

端っこまでしっかりと羽毛が入っています。

羽毛の総量はお預かりしたときと変わらず、1,050g入り。羽毛量が多くなると暖かさが増すかもしれませんが、着心地が若干変わってしまうと思います。ダウナの良さを活かすためにも「変わらない方が良いところはそのままに」がベストではないでしょうか。

リフォームの仕上がり具合をお客様にご報告すると、

三浦綿業・三浦様

羽毛布団のリフォームありがとうございました!お送りいただいた写真で確認いたしました。すっかりきれいなお布団になって、かけ心地も良さそうですね。

気が早いですが、到着が楽しみです!

という嬉しいコメントをいただくことができました!

ぜひこれからも長く、安心してお使いいただけると幸いです✨

冬でも快適に、ぐっすりおやすみくださいませ💤

またぜひこれからもお布団のメンテナンス含めてサポートさせていただければと思います。

引き続き今後とも何卒よろしくお願いいたします!