こんにちは、店長です!
最近マジで寒くないですか・・・?そりゃ冬だもの、日に日に気温が下がってくるのは当然なんですけど、、
⇒http://www.jma.go.jp/jma/index.html
絶対今年の方が去年よりも寒いだろ!と思って調べてみたらやっぱりそうで。2016年の12月よりも平均気温が3℃~4℃低くなっとります(12月11日現在)。
12月6日に至っては最低気温0.6℃・・・。こりゃあ寒いはずだわ。皆さま体調管理には十分気を付けてくださいね!インフルエンザも流行ってきてるよ!
冬の味方【羽毛布団】リフォーム
さて、12月に入ってから羽毛布団リフォームのご相談が続いています!
今年は寒いのでいつもより早めに羽毛布団を使いだす方が多いと思うのですが、いざ使ってみると以前と比べて暖かさが感じられない・カバーを開けたら羽毛が飛び出していた・・・なんてことに気付いて当店にご相談されるケースが多いです。
通常、羽毛布団を押入れにしまっている夏場にリフォームのご注文をたくさん受けるのですが、昨日(12月10日)は2件のお客様から羽毛布団をお預かりしました。
1件目は今治市からお越しいただいたお客様。ダブルサイズ羽毛布団のリフォームをご希望でした。
使い始めて17年目の羽毛布団で、表示ラベルはもう消えてしまっています。その横のラベルには「ホワイトグースダウン」と書かれているので羽毛の種類はグースだと想定。
このあと羽毛を取り出して状態のチェックをした段階ではダウン90%以上、ダウンの保存具合・汚染度・ファイバー化の状態から見て、リフォームすればまだまだ使えるランクのものだと診断しました。
このお客様が布団リフォームを決断した最大の理由が生地の傷みです。2年ほど前に生地が擦れて羽毛が吹き出しているのを発見。カバーを替えたりだましだまし使っていたけれど、今年になってもうそろそろ限界かな・・・?と感じてきたといいます。
写真のような破れ方をするのはシルク絹が使われている生地に多いですね。綿に比べるとシルクは摩擦や日焼けに弱いので、年数が経ってくるとどうしてもこのような破れ・裂けが出てきます。
なんとか羽毛の吹き出しを止めようと糸で縫いつけてみたそうですが・・・。
皆さまは絶対真似しないでくださいね!羽毛は針穴のような小さな穴からも出てきてしまうので、羽毛布団を縫うのは御法度です。
汚れ防止のためにカバーを布団自体に縫い付けてしまう方も稀にいらっしゃいますが、羽毛が吹き出す原因になるのでぜひ止めてください。
2件目は新居浜市のお客様。こちらはカバーを付けたままの状態で羽毛布団を持ち込まれました。サイズはシングルサイズです。
お、カバーから白いものが!こりゃ相当羽毛が吹き出しているな・・・。
カバーを開けると羽毛がたくさん!。お客様曰く、羽毛の吹き出しが止まらなくなってどうしようもないから当店に駆け込んできたとのこと。
生地が盛大に裂けておりますね・・・。ここ以外にも2カ所大きな生地破れが確認できました。破れの原因はシミ汚れを放置してしまったことによる生地の劣化だと思われます。
この状態では布団を使うことが出来ません。飛び出してきた羽毛を吸ってしまうと体にもあまり良くありませんからね。
布団の生地はどうしようもない状態でしたが、中に入っている羽毛は比較的綺麗な状態を保っている印象でした。
ダウンボールも比較的大きく羽枝も長いです。品質の良い羽毛になればダウンボールの中心部分がもっと大きく密度も高くなるのですが、この形なら次第点。きちんと洗浄して汚れを落としながら新しい生地に仕立て直せば、また気持ち良く使ってもらうことができると判断しました。
年内仕上げに今なら間に合います!
羽毛布団リフォームは、布団をお預かりしてから約2週間ほどのお時間を頂戴しております。作業の進み具合にもよりますが、12月18日(月)までに布団のお預かり・ご注文をいただければ、年内の出来上がりにギリギリ間に合う予定です。
羽毛布団リフォームは随時受付中で、布団の状態チェックをご希望の方も承りますのでお気軽にご相談ください!
それでは、また!