こんにちは、店長です!
今回は松山市にお住まいのお客様にベッドフレームとマットレス、オーダーメイド枕をお届けいたしました。
<お届けした寝具のラインナップ>
- ベッドフレーム(ローベットタイプ/ウォールナット材)
- オーダーメイドマットレス(厚み18cmタイプ)>>詳細はこちら
- ビラベック・ボゥルフ羊毛敷き布団(ベッドパッド)>>詳細はこちら
- オーダーメイド枕(ワイドサイズ)>>詳細はこちら
もともと慢性的な腰痛や肩こりを抱えていたことに加えて、プロスポーツ選手で体のケア・メンテナンスに力を入れたいというお気持ちもあり「自分に合うベッドが欲しい!」という思いでご来店いただいたお客様。
身長も高くて筋肉質の体型のお客様(男性)ですのでベッドを選びに行くと硬めのマットレスをおすすめされることが多いと言われていたのですが、実際に体型測定してみるとガッチガチの硬いマットレスだと自分の体重負荷で身体が潰れてしまい、逆に圧迫感による痛みが生じてしまう可能性がありました。
腰のくびれもあり、体にスキマができやすいことも特徴のひとつでしたので、マットレスに求める性能としては
- 体の曲線になじむようなフィット感があること
- 腰が沈みすぎないように支える弾力性が備わっていること
- 横向き寝も楽にできること
この3つのポイントを実現できるように考慮しながらラインナップを考えてみました。
お客様の寝室でまずはベッドフレームから組み立て・セッティングしていきます。
デザインの好みから選んでいただいたのはウォールナット材の重厚感が魅力的なタイプ。床からベッドまでの隙間がない分ローベットスタイルでのセッティングを行うことができます。
ベッドの高さは座ったり起き上がりしやすいという大前提のもとでお選びいただくのがベストですが、高さを低くすることで安心感につながるため入眠しやすいという心理的な要素もあります。
マットレスはオーダーメイドで部分ごとに硬さをカスタマイズしながら作製いたしました。金属スプリングは内臓せずに高反発ウレタンフォームを3層構造にしながら独特のクッション性を生み出しています。
腰の沈み込みを防ぐためにマットレスの中心部分を硬めに補強しておりますが、その他の部分は体に優しくフィットするように柔らかい素材も組み合わせています。特に肩甲骨・肩が当たる部分には柔らかいクッションを入れて、横向きで寝るときに肩にかかる圧迫感を吸収できるようにと調整いたしました。
マットレスの上には羊毛入りベッドパッドをセット。当店ラインナップのなかでも一番羊毛量が多い「ボゥルフ」を敷くことによって汗の吸収・発散能力を高めるとともに、体へのフィット感をさらに強めることができます。
このベッドパッドとオーダーメイドマットレスを組み合わせることによって、土台のしっかりした寝心地・体を包み込んでくれるような優しさを同じに感じることができるという仕組みです。
お店でマットレスをフィッティングしているときにお客様から「マットレスは硬い方が良いと聞いたことがあるけれど、本当はどうなの?」と質問されたのですが、答えは「どちらとも言えない」が正解であり、お客様だけのことを考えて言うとすれば硬いマットレスは体への負荷が大きくなる可能性があるので、フィット感と柔らかさも同時に実現できるものをご紹介したいです、とお伝えしました。
体型的に硬いマットレスのほうが相性が良いひとももちろんいらっしゃいます。体重の大きな方や腰のくびれが小さくて背中に少し丸みがある方などは硬めのマットレスを使用する方が腰が楽に支えられるように感じる可能性が高いです。
ただ、逆に硬いマットレスだと体が潰れて痛くなったり、横向きで寝ると肩が圧迫されてしびれを感じるという方もいらっしゃいます。腰痛=硬めマットレスというような固定観念だけを当てにしてしまうことはいささか矛盾が生じる、というのが私の見解ですので、ケースバイケース・お客様の希望や体格に応じて考えていきたいなと思います。
最後にオーダーメイド枕をセットしながらベッドメイキング。枕カバー、マットレスシーツはフランスリネン100%の爽やかな生地で包み込みました。ホワイト色で統一するのが素敵。
リネンは夏物の印象が強いですが、湿気調整と汗の発散をスムーズにしてくれるので年中お使いいただくこともご案内しています。今期にはリネン素材の秋冬パジャマを入荷予定しているので、ますますリネン推しのアイテムが増えていきそう。
新しいベッドの寝心地で心地よくおやすみいただくことができれば嬉しいなと思います。
I様、この度は当店をご利用いただきまして誠にありがとうございました!
枕の寝心地調整やフィッティングなど、またぜひお気軽にご利用くださいませ☆