今回の記事に掲載しております商品情報および商品画像の出典元はコアラマットレス公式HP(https://koala.com/ja-jp)です。
マットレスの寝心地についての見解は、有明ガーデン(東京都江東区有明2丁目1-8 有明ガーデン 2F)に設置されたコアラマットレス店舗にて実際に寝比べながら体験した個人の主観的な感想とともに店内スタッフ様からいただいた情報を参考にしております。
テレビCMでもよく見かけるマットレスブランド「コアラマットレス」。
マットレスに乗ってもワイングラスが倒れない動画や、120日間のお試し期間が付いていて合わなければ返品することができるというサービスも話題になりました。
コアラマットレスは期間限定で店舗を出店されることがあるので、近くにお店があればマットレスの寝心地を試すことができるのになぁと以前から思っていました。
ただ、出店されるのは東京や大阪などの都市部が多いんですよね…。なかなか愛媛県にコアラマットレスがやってくることがありません。
と思っていたところ、 ちょうど出張で東京に行く機会があり、宿泊先近くのショッピングモール(有明ガーデン)のなかにコアラマットレスのポップアップショップがあることを発見!超ラッキー!
お店にお邪魔させていただき、コアラマットレスの寝心地を体験してみました。
体験したマットレスは4種類。それぞれ寝心地と特徴が異なるタイプだったのでレビューしてみます!
①オリジナルコアラマットレス
公式ホームページでのこのマットレスの紹介は
”ちょうどよい硬さのベーシックモデル”。コアラマットレスが最初に販売開始したモデルです。
お店のなかでもいちばん手前に展示されていたので早速寝てみました。
その第一印象は、「柔らかい!」
ぽよぽよとした柔らかさではなく、からだがゆっくりと沈んでいく低反発ウレタンフォームのようなイメージです。私は平均よりも腰にボリュームのある体型ですので、仰向きで寝ると腰の支え感に心もとなさを感じました。
寝返りをしてみると、肩への圧迫感が少ないので横向き寝が楽に感じます。この柔らかな表面に包まれる特徴的な寝心地に安心感を抱く方がいるかもしれません。
マットレス自体の柔らかさに加え、生地ももっちりとした柔らかな感触です。
オリジナルコアラマットレスの表面にはリヨセルという汗を吸ったり発散したりしやすい生地が使われていますが、本体であるウレタンフォームはもともと通気性のない素材ですので、体にぴったりと密着する感覚で熱がこもるのが苦手な方にはお好みが分かれそう。
暑がりの方は密着感が高くなるとムレを感じやすくなる方がいらっしゃいますので、そんな時は麻の敷きパッドなどと併用するのもおすすめです。
全体の印象としては、小柄で体重の軽めの方や横向き寝の多い方に向いているように感じました!
②NEWコアラマットレス
続いてオリジナルマットレスのお隣に展示されていたNEWコアラマットレス。
公式ホームページでのキャッチフレーズは、”自由に選べる寝心地のニュースタンダード”です。
コアラマットレスからリリースされている4種類のマットレスのうち、オリジナル以外の3つのマットレスは2層目のシートの裏表を返すことで【かため】【ふつう】と硬さ調節が可能となっています。
こちらの商品は当店のお客様(オーダーメイド枕ユーザー様)でも購入された方がいらっしゃいましたのでその寝心地は以前から気になっていました。
当店ではオーダーメイド枕をお仕立てした後、ご自宅で使用しているマットレスの硬さに近しいベッドの上で枕の高さを調整させていただきます。NEWコアラマットレスを使用していたお客様からは「イメージよりも結構硬かった!」と仰っていました。
そんなマットレスがいざ目の前に。オリジナルに比べるとマットレスの厚みが2cmアップし、側面の生地も涼しげなグレーになっているので、何となく見た目にもリニューアルされたものという印象があります。
実際に寝てみるとオリジナルと比べ、まったく違うマットレスのよう。体が沈む感覚がなく、程よく支えられます。つまり寝返りもしやすく感じます。
「おっ!しっかりしてる!」という寝心地は私のお好み。4種類あるうちのなかではこれがいちばん好きなマットレスです。
ただし、ビジネスホテルのマットレスのようなパンッと張りのある硬さとはやや異なり、表面の柔らかさも感じます。
店頭では【かため】に寝かせていただきましたが、かなり反り腰な私は少しだけ腰に隙間が出来そうだったので、もし実際に使用することがあればこの上にボリュームのあるウールのベッドパッドを用意したいと思います。
店員さんのお話によると、この商品はオリジナルコアラマットレスが柔らかすぎたというお声から生まれた商品とのこと。
下の層でしっかりと支えつつ、オリジナルコアラマットレスの特徴である表面の柔らかさを残した寝心地は、公式ホームページのキャッチフレーズ通りコアラマットレスの新しいスタンダードとなりそうな商品でした。
③BREEZE
続いて体験したのはBREEZE。これまで寝てきた2つのマットレスにはなかったキルティングのカバーにより、見た目にも高級感が感じられます。マットレスの厚みも27cmでかなりボリューミーな印象。
早速寝てみた感想は、「ふんわりしてる!」
第一印象としては柔らかいマットレスだなというイメージです。ただしこれはマットレス自体が柔らかいという意味ではなく、例えるなら硬めのマットレスの上にふわふわのわたを敷き詰めたような柔らかさです。
ちなみに柔らかめの上層部分はNEWコアラマットレスと同じ厚みですので、1㎝のキルティングカバーにより程よいふわふわ感が加わっているような寝心地でした。
商品紹介によると、こちらのマットレスには湿気を逃しながら涼しさを保つCOOLMAX®という技術が採用されているとのこと。
少し寝ただけではその涼しさを体感することはできませんでしたが、これまでに寝てみた2つのマットレスに比べると表面の生地がさらさらとしていました。暑がりの方におすすめだということですね!
④BAMBOO
最後に試したのがBAMBOO。コアラマットレスのなかでもいちばん高価格なマットレスです。
お店のド真ん中に陳列されていて、厚みのあるラグジュアリーなベッドとして存在感をはなっていました。
店員さんの紹介では”ホテルライク” なシリーズとのこと。公式ホームページでも、”ハイグレードモデル”と記されています。
腰かけてみるとこれまで寝てみたコアラマットレスのシリーズの中でも圧倒的にふわふわで厚みを感じます。
商品説明によると身体に当たるキルティングカバーが2cm、その下の柔らかい層が9cm、つまり11cmもの柔らかい層が身体を包み込んでくれますので、第一印象としては「めっちゃ柔らかい!」。
BREEZEも柔らかい印象があったのですが、マットレスの上にわたを敷き詰めた感じの柔らかさでした。一方このBAMBOOはマットレスの上にふんわりとした分厚い布団を一枚敷いたような感覚です。
内部構造はこんな感じ。
BAMBOO独自の特徴としてゾーニングサポートが5つに分かれているというメリットがあります。
ゾーニングサポートとは、マットレスの部分ごとにスリット(切り込み)の深さを変えることで、その上に乗っかっている身体の沈み込み具合を変えるという工夫です。BREEZEでも頭・腰・脚という3つのゾーンに分かれているのですが、BAMBOOではさらに細かく5つのゾーンに分けられています。
このメカニズムによって頭から足元まで雲の上に乗っているかのような圧迫感のなさを生み出しているのではないかと思いました。ふわふわとした柔らかめの寝心地は好みが分かれがちですが、オリジナルコアラマットレスのような腰が沈み込んでしまう感覚はなかったのでこれまで硬めマットレスに寝ていた方も比較対象として体感してみる価値があると感じました。
4種類のコアラマットレスを試してみましたが、一言にまとめると「やっぱり柔らかいな!」です。
上記の画像にもありますが、ホームページで紹介されているマットレスの説明ではなんとなく硬めの寝心地というイメージを持つのですが、実際に試してみるとふんわりと柔らかい寝心地が多かったなという実感があります。
唯一、NEWコアラマットレスはシリーズの中では硬めに作られていることが分かったので、より明確にそれぞれの特徴を掴むことができました。
もし、コアラマットレスを購入しようかなと考えているお客様が当店にご来店されたとしたら、しっかりめの寝心地を求めるならばNEWコアラマットレスをおすすめしようと思います。
私の個人的なランキングをつけるとすれば、
第一位はNEW、第二位はBREEZE、注いでBAMBOO、最後にオリジナルという順位です!
マットレスの相性は体型や寝るときの姿勢によってガラッと変わりますので、柔らかいマットレスが好みの方であれば順位はまるっと逆になるかもしれません。これが面白くもあり、マットレス選びの難しいポイントでもあります。
ぜひ気になることや寝具のご相談についてはお気軽にお申し付けくださいませ☆
今回お邪魔させていただいたコアラマットレス店舗の店員さんには親切、丁寧にそれぞれのマットレスのことを説明していただきました。御礼申し上げます。本当にありがとうございました!