
こんにちは、店長です!
先日、とあるお客様に寝具についてのご相談をいただいたときのお話。印象的なエピソードとして心に残っているので、ブログに書き留めておきたいと思います。
お客様は松山市にお住まいのご夫婦。「自分に合う寝具を探している」ということで事前にご連絡を受け、ご来店いただきました。
おふたりにお話をお伺いしていくと、現在使用している枕やベッドマットレスの買い替えを検討するにあたりどれを購入すれば良いかわからないので教えて欲しい、ということがメインの目的でした。
当店にお越しになる前には家具屋さんや百貨店などを巡ってきたとのことで、色々なメーカーの寝具を比較してみたり店員さんの話を聞いたりもしたが明確な判断基準が自分にはないので困っている…といいます。

当店をお選びいただいた理由の一つは寝具の専門店だということ、そしてもう一つは測定結果やデータを見ながら寝具を選ぶことができるという点に魅力を感じたから、とおっしゃいます。普段から行っていることではありますが、実際に今回のお客様にも体型測定はもちろん、寝具の違いによって寝心地にどのような差が生まれるのか・肩こりや腰痛といったお悩み項目との相性を考えた寝具など、多方面から寝具と寝心地の関係性をとらえながらご紹介させていただきました。
お話を進めていくなかで奥様から「店長、私は興味があることや気になることがたくさんあるタイプなのですが、質問はなんでも聞いて良いのでしょうか?」と聞かれました。私は即座に、もちろん大丈夫ですとお答えいたしました。私の知りうる限りではありますが、お答えできるものはなんでもお伝えいたします。わからないことでも調べて、自分の経験上の話も加えながら、有益な情報になるのであればなんでも、と。

今の時代、インターネットのみならずAIに聞けばなんでも答えてくれます。おすすめの枕やマットレスのランキングなど、情報はいくらでも探せば見つかるはずです。
だけど、良し悪しを判断する・自分との相性を判断する、となると話は別なのかもしれません。
限りなく得られる情報の取捨選択とともに「これは自分にとって良いモノなのか」を見極めるってかなりハードルが高いですよね。我々専門店のスタッフでも難しい問題にぶつかる場合があります。
だからこそ、みんなで対話しながら情報を整理し、比べてみる・試してみるという行動をスタートしてみるのが良いなと感じています。そうすると自分の考えていることが明確になったり、新たな発見が訪れる可能性があったり。一人で悩み、考えているときよりもきっと光が見えてくるはずです。
我々のお仕事はこの「お話を聞く、そして対話する」ということがとても大切なのだと、今回のお客様に再度教えていただいたような気持ちに、今なっています。
寝具のご相談結果として、今回のお客様にはオーダーメイド枕・マットレスとそれぞれご用意させていただきました。お使いいただくようになってまだ日が浅いので、完成度はいまだ未知数です。オーダーメイド枕は今まで三度の微調整と作り直しを行いました。首に当たる感覚と食いしばり、顎の痛みがあるという意見をいただいたため、ご自宅にお伺いさせていただきながらその場で微調整を行うことも実施しました。
毎日の使い心地を定期的にお伺いしながら対話を繰り返し。その行動の積み重ねによって「自分にぴったり合う寝具を見つけたい」というお客様のご期待に応えることができれば、と思います。
ぜひまた、疑問や気になることができたら、なんでも質問してほしいです。
I様、この度は誠にありがとうございました。引き続き今後とも何卒よろしくお願いいたします。