こんにちは、店長です!
なんとも気持ちよさそうな寝姿をされているお客様。
いまにも寝てしまいそうな、横向きで寝る心地に自然と笑みがこぼれているような表情です。こんな寝顔を見ることができて、オーダーメイド枕を作製した身としては本当に嬉しい思いでいっぱいになります。
自分に合う枕を探して愛媛県内で寝具専門店を検索していたときに当店を見つけたというお客様。旦那様といっしょにご来店いただき、じっくりお話をお伺いしながら枕をお仕立ていたしました。写真はそのときのものです。お客様の許可を得て撮影させていただきました。
寝ても寝足りない、少しの物音で起きてしまう、肩や首が痛くなる、寝るときはほぼ横向き。
カウンセリングを行なっていくなかでお客様から出てきたお悩みの項目です。ぐっすり眠れたというイメージは今まで持ったことがなく、ていうかぐっすりって何?朝の目覚めがスッキリといった感覚がなかなか分からない…というお話もありました。
旦那様いわく、寝返りしている回数が多いことも気になっていて、枕が合っていないのでは?と少し心配になっていたそうです。
現在使用している枕は低反発素材のもの。横向き用に使うのでかなり高さのある枕だそうです。低反発なので頭の重みでいくらか沈んでいくのだと思いますが、細身のお客様にはいささか高すぎて寝心地のフィット感が得られていないのでは?と店長は考えました。
横向きで寝るか、仰向きで寝るか。どちらが正しいかという議論にはあまり意味がないというのが当店のスタンス。ぐっすり眠れるのであればどちらでも良いし、熟睡した後はどう寝ていたかなんて覚えていないし変えようがないのです。
仰向きでも横向きでも楽に寝る。そして違和感なくスムーズに寝返りしながら体が痛くならないようにする。この状況をつくりあげるために必要な寝具を使ってほしい、という思いで枕やベッドをご案内しています。
消化に良いのは右を下にして横になる姿、背中や腰に対しての負荷が少なくなるのは仰向きといったポイントはありますが、横向きで寝る癖がついているひとに強制的に仰向きで寝なさい!なんて言っても違和感しか生まれず、逆に睡眠の質が悪くなってしまいますよね。
仰向きでも寝られそう。そんな感覚に少しでもなれるように。心地よい寝心地というものはやっぱり大切です。
仰向きがが苦手なひとは結構多いのですが、今回のお客様の場合では枕が高すぎて首が圧迫されていたことも原因だと考えます。首が枕で圧迫されると呼吸しにくい姿勢になってしまうため、違和感が強くなります。なかには頭が痛くなってしまうこともありますので、高すぎる枕を使わないように注意してください。
首と頭を自然に預けることができれば、枕としてのフィット感をバランスよく実現することができるので、横から見ていても自然な体勢に近くなります。
「首にシワがなくて力が抜けて楽そう」な姿勢をつくる。それが寝具にできることです。
作製したオーダーメイド枕をお渡ししたのは2日前。、もう少ししたら寝心地の感想を一度聞いてみようと思います。今までよりもぐっすり眠ることができていれば嬉しいな。
またここでご報告させていただきます!