バス移動でも快眠!?進化する愛媛発着の高速バス会社まとめ

バス乗り場

(※2015年8月8日に公開された記事を再編集しています。)

新幹線や飛行機に比べて安い価格で移動ができる高速バス。わたくし店長も貧乏学生時代、お盆・お正月の時期に東京から帰省するため夜行バスをよく利用していました。
そんな高速バスを利用するときのネックになるのが移動時間。東京→愛媛県新居浜市間で約10時間座り続けることになるので、おしりが若干悲鳴をあげます。乗る時間が夜間なので眠ることができればラクなんですが、動くバスのなかで熟睡するのは至難の業だったり…。
しかし、ここ5年のうちに高速バスの快適サービス化が進み、シートの乗り心地や席の個別化など、トコトンこだわったタイプが登場しているんです!
そこで今回は、愛媛県と主要都市を結ぶ高速バス路線でのオススメプランをまとめてみました。私が過去に利用したことがある路線については、乗り心地の感想もご紹介させていただきます!

1、高速バスルート<愛媛~東京>

オススメ① ドリーム松山号

ドリーム松山号

(画像出典:http://azusa.blog.jp/archives/38802483.html

  • 席のタイプ:2列シート(プレミアムシートあり)
  • バス内の設備:トイレ付・電源コンセントあり・カーテン、ひざ掛け・ドリンクコーナー
  • 割引サービス:子供割引・学生割引
  • 通常期価格:10,600円~
  • 停留所

<愛媛>JR松山支店・松山駅・大街道・松山インター・川内インター・三島川之江インター

<東京>池尻大橋・新宿駅・東京駅・東京ディズニーランド

JR四国バス→http://www.jr-shikoku.co.jp/bus/

松山と新宿駅・東京ディズニーランドを結ぶ夜行バス路線で、JR四国バスが運営。このバスの特徴は何と言っても「プレミアムシート」の存在です。

プレミアムシート
皮製の特別シートは幅70cm・長さ172.5cmのゆったりサイズで、リクライニングは最大156°まで傾斜可能。よくある観光バスの4列席シートは、幅が40cmで最大120°ほどのリクライニングなので、寝転がってもたっぷり余裕があります。これならおしりも痛くならずにぐっすり眠れそう!
プレミアムシートの席数は限定になっていて、予約する際に通常運賃に2,400円プラスする必要があるのですが、繁忙期などではほぼ毎便予約が埋まってしまうとのこと。プレミアムシートのゆったり感を一度味わってしまうと、普通の席では満足できなくなるかもしれませんね。

バスチケットは早期予約が断然おトク!

JR四国バスが運営している路線のチケット購入には割引制度があり、なかでもおトクなのが搭乗日前にチケットを購入すると利用できる「早売」制度。たとえば高速バスに乗る当日にチケットを購入すると松山ー東京間で12,300円かかるのが、出発する14日前までに購入すると6,400円になるのです!運賃を半額ほどに抑えることができるので、利用する機会がある方はぜひ活用してみてください♪

オススメ②パイレーツ号

パイレーツ号
(画像出典:http://tatsuki777.hatenablog.com/entries/2013/02/19

※2017年1月21日更新(東京発着所とバス内設備の情報を変更しました)

  • 席のタイプ:3列独立
  • バス内の設備:トイレ付・カーテン、ひざ掛け・ドリンクコーナー・Wifi設備あり・充電コンセント
  • 割引サービス:子供割引
  • 通常期価格:11,100円~
  • 停留所

<愛媛>今治国際ホテル・今治駅前・丹生川駅前西条登道・新居浜駅前・三島川之江インター
<東京>渋谷・二子玉川

  • 個人的感想
    ぐっすり眠れる?→席が3列独立なので比較的眠れる。調子が悪いときは寝付くのに時間がかかることもあり。
    予約時の裏ワザ→予約するときに「トイレの前の席か一番後ろの席が良いです」とお願いするべし!

せとうちバス→http://www.setouchibus.co.jp/03kosoku/ko_pai.htm

今治~西条・新居浜と渋谷・二子玉川を結ぶ路線で、平成28年4月から瀬戸内運輸と東急トランセが共同運営しています。私の人生で一番利用回数が多いのがこのパイレーツ号で、学生時代の思い出がつまった夜行バスです。席はひとつひとつ独立した3列シートで、隣の人を意識する感覚が少ないのが特徴。さらに座席ごとにカーテンが配備されているので、個室感覚で過ごすことができ、光も遮断してラクに眠ることができます。私がよく利用していた5年前はカーテンがありませんでした。進化してる!

後ろの人を気にせずリクライニングする裏ワザ

車内設備
ぐっすり眠るためには座席のリクライニング機能を利用して、寝るのに気持ち良い姿勢を作るのがポイント。でも後ろの席に人が乗っている場合は、間隔を気にしながら迷惑にならない程度に角度を下げることになります。なので自分が思ったような姿勢がとれなかった…なんてことも。
そんなときには、座席予約の際に「後ろの人を気にしなくてよい」席を指定して予約を取ればOK!パイレーツ号では『トイレの前の席』か『一番後ろの席』がベスポジです。
ここなら座席を最大までリクライニングしても後ろの人に迷惑をかけることがないので、自分の好きな姿勢を取ることができます。
パイレーツ号の座席予約は出発日の1か月前から電話予約することができるので、席に余裕があるタイミングなら融通を効かせてくれるかも!(無理な注文は絶対ダメ。)お盆などの繁忙期は座席がすぐに埋まってしまうので、予約は早めが吉です。

2、高速バスルート<愛媛~大阪>

オススメ①松山エクスプレス号

松山エクスプレス号

(画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/waterfell_aurora/29504299.html

  • 席のタイプ:3列独立
  • バス内の設備:トイレ付
  • 割引サービス:子供割引・学生割引・往復割引
  • 通常期価格:6,900円~
  • 停留所

<愛媛>JR松山支店・松山駅・大街道・松山インター川内インター・三島川之江インター
<神戸・大阪>高速舞子・三宮・湊町・大阪駅

JR四国バス→http://www.jr-shikoku.co.jp/bus/

松山~大阪間を結ぶ高速バス路線。東京に比べて移動距離が短くなる大阪へは、昼行便と夜行便があります。昼行便であれば移動時間が5時間ほどですが、夜行便になると8時間弱がかかるので、席タイプは3席独立が必須だと思います。
松山エクスプレス号はJR四国バスが運営しているので割引サービスが豊富。学生割引に加えて、早期予約で3割ほど安くチケットが購入できるのでオススメです!

オススメ②サラダエクスプレス

  • 席のタイプ:4列シート
  • バス内の設備:トイレ付・Wifi設備あり
  • 割引サービス:子供割引・回数券あり
  • 通常期価格:4,950円
  • 停留所

<愛媛>壬生川駅前・小松総合支所前・伊予西条駅前・西条済生会病院前新居浜(住友病院前)・新居浜駅前・三島川之江インター

<神戸・大阪>神戸(JR三宮駅前)・大阪(ハービス大阪前)

  • <個人的感想>
    ぐっすり眠れる?→4列シートで快適度は少ない。昼行便なので大阪までは約5時間。寝れない日は素直に諦めて耐える!
    オススメポイント→運賃が安い!通常価格で5,000円以下。

阪神バス→http://www.hanshin-bus.co.jp/salad/index_yoyaku.html

私が大阪で仕事をしていたときに活用していたのが、このサラダエキスプレス。壬生川から新居浜・川之江~大阪間を結ぶ高速バスです。注目すべきは運賃が安いこと!割引サービスなしの通常価格で4,950円なので、すごく助かっていました。昼行便メインで便数も豊富。1時間に1本の割合で運行しているので使い勝手も良かったです。
ただ座席は4列シートなので、めっちゃ快適!とは言い難いです。寝るにしても十分なスペースはなく、私が利用していたときは読書やスマホで時間をつぶしていました。大阪までかかる移動時間が約5時間くらいなので、目を閉じても眠れないときは素直に外の景色を眺めるのもアリだと思います。

3、高速バス路線<愛媛~名古屋>

オススメ①コトバス プレミアム3

KOTOBUSプレミアム3
(画像出典:http://www.geocities.jp/mikiexpress/mikiexpress_029.htm

  • 席のタイプ:3列独立
  • バス内の設備:トイレ付・カーテン、ひざ掛け・ドリンクコーナー
  • 女性安心(隣は必ず女性)
  • 割引サービス:子供割引・学生割引
  • 通常期価格:6,600円~(愛媛発着)
  • 停留所

<香川・徳島・愛媛・高知>
KS琴平・こんぴら参道口・松山駅東 ホテルニューカジワラ横・宇多津駅南口南・高知駅・JR高松駅・KS高松・三島川之江インター・高松中央インター北・高速三木・高速志度・高速津田・高速大内・高速引田・徳島駅・KS鳴門インター
<三重・名古屋>
近鉄四日市駅停留所・名古屋南ささしまライブ

琴平バス→http://www.kotobus-express.jp/

四国4県と三重・愛知を結ぶ高速バス路線。琴平バスが運営しています。このバスはシートタイプに種類があり、最上級クラスの『プレミアム3』では移動中でもラクな姿勢で快適に眠れるように設計されています。

シート幅は約55cm、リクライニング最大傾斜は140°まであるので、身体を横たえるには十分な容量です。また腕の置き場所となるアームレストに加えてヘッドレスト(枕になる部分)もシートに完備されているので、寝る姿勢もラクちん。女性の隣席には必ず女性が座るように座席指定されるのもウレシイところ。このサービス内容でこの運賃設定は割安だと思います。早期割引や学生割もありますので、名古屋にお出かけの際にはぜひ利用されてみてはいかがでしょうか?

4、【番外編】日本一豪華な高速バス<徳島~東京>

オススメ①マイフローラ

マイフローラ

(画像出典:http://uchnet.net/works/item.cgi?Id=59&CE_category=furniture)

  • 席のタイプ:2列シート(個室タイプ)レッグレスト・フットレスト完備
  • バス内の設備:トイレ付・電源コンセントあり・カーテン、ブランケット・TVモニター・パウダールーム付きお手洗い
  • 女性安心(隣は必ず女性)・その他いろいろ!
  • 通常期価格:13,400円~
  • 停留所

<徳島>阿南津乃峰・阿南那賀川・小松島・徳島駅前・松茂駐車場前
<東京>新宿駅・東京駅

海部観光→http://www.kaifu-kanko.co.jp/

徳島~東京間を結部バス路線で海部観光が運営している超豪華な予行バス。
移動時間を極上の空間で過ごすという他のバスとは全然違うコンセプトで、まず驚きなのが車内が土足厳禁ということ!

マイフローラ1

備え付けのスリッパに履き替えてからフカフカのカーペットが敷かれた車内へ。座席は2列シートでカーテンと仕切りで区切られているので、ほぼ個室感覚で利用可能。

マイフローラ2

席サイズはゆったり幅広で155°までリクライニングOK。自分の部屋のごとく横になりながら備え付けのTVモニターで音楽や映画と楽しむことができます。

マイフローラ3

さらにトイレは男女別でパウダールームも完備。バス移動ではありえなかった「化粧を落として眠り、翌朝バスのなかでばっちりメイクができる」という女性に嬉しい設備です!
約9時間の移動時間ですが、このバスなら快適な睡眠とくつろぎを満喫できるはず。むすろ自分の家よりも居心地が良いんじゃないかと軽く不安になりそうですが(笑)
機会があったらぜひ乗ってみたい一押し夜行バスです!

いかがでしたでしょうか?

高速バスにもいろいろな種類があり、居心地もそれぞれ異なります。私の経験からすると8時間を超える夜行バスに乗るときには、眠ることを考慮して3列独立型の座席シートを完備しているバスに乗るべきだと思います。1度だけですが、東京から仙台まで4列シート(観光バス)タイプの夜行バスに乗ったことがありますが、隣のひとのいびきがすごくて全然眠れず…。ようやく眠れたと思ったら、すごくリアルな「歯が抜け落ちる夢」を見て、飛び起きたことを覚えています。
お盆・お正月シーズンは長距離移動が多くなる時期です。ぜひ快適な空間で楽しい旅行をお楽しみください☆