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2016/01/12

「ストレートネック」のWEBサイトを200件分析したら、首が痛くなった。

眠りの悩みQ&A

A

こんにちは、店長です。

肩こりや首こりに悩むお客様がよく口にする「ストレートネック」という言葉。聞いたことがある方も多いと思います。これがなかなか曲者らしく、肩こりや頭痛、手のしびれなどを引き起こす原因だといわれています。

残念ながら僕はお医者さんではないので、ストレートネックに関する専門的な知識はありません!なのでGoogle先生にお願いしてストレートネックをがっつり勉強しようとしたら、ストレートネックに関するWEB記事が189万件もありました。

どれを参考にすれば良いのか分からんぞ・・・。

ということで、ストレートネックでGoogle検索して表示されたWEB記事を上から200件分析してみました。それぞれのサイトにはどんなことが書かれているのかをまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さい!

※この記事は2016年1月12日現在、googleで「ストレートネック」を検索した結果に基づいた内容となります。

 WEBサイトを書いているひと

まずはストレートネックに関するWEBサイトを誰が運営しているのか、どういうタイプのサイトなのかを分析しました。

WEBサイトの運営者とタイプ

  1. 53件:まとめサイト系
  2. 37件:整体院
  3. 23件:接骨院(整骨院)
  4. 20件:個人ブログ系
  5. 16件:カイロプラクティック
  6. 15件:アフィリエイトサイト
  7. 7件:鍼灸院、マッサージ院
  8. 5件:ストレートネック改善枕の販売サイト
  9. 5件:ニュースサイト(MSN,ライブドアなど)
  10. 3件:整形外科
  11. 3件:フィットネスジム
  12. 1件:神経内科

※その他9件、所在不明3件。

分析

ストレートネックについて記事を書いている運営者をざっくり分けると上のグラフのようになります。

整体さんや接骨院さんなどがストレートネックの症状や原因について詳しく紹介していることが多いですね。また、NAVERまとめ美容系まとめサイトでも多くの記事が掲載されています。

あとはストレートネックを改善する枕のページがちらほら。スローコアピロー肩楽ピローといった枕の販売ページにリンクさせるアフィリエイトサイトも検索結果の上位に出てきています。ストレートネックの改善に良いといわれている枕の多くは寝るときに使用する枕ではなく、1日5分~10分程度のエクササイズ的に使用する枕だそうです。使ったことがないので効果は未知数ですが、寝るとき用の枕ではないということは僕の専門外かな・・・。

その他の項目には、薬剤師の求人サイトや損保会社のサイト、gooの質問コーナーなどがあります。

どんなことが書かれているのか?

つづいては、ストレートネックについて書かれている記事の内容にはどんな種類があるのか分析しました。

ストレートネック記事の内容

  1. 43件:ストレートネックの症状と原因を解説
  2. 31件:ストレッチ・運動でのストレートネック解消方法の紹介
  3. 23件:ストレートネックの原因はスマートフォンだった!?
  4. 21件:ストレートネックの解消方法をさらっと紹介
  5. 16件:タオル枕でのストレートネック解消方法の紹介
  6. 15件:アフィリエイト
  7. 14件:整体院での対処方法
  8. 14件:接骨院(整骨院)での対処方法
  9. 8件:カイロプラクティックでの対処方法
  10. 5件:ストレートネック改善枕の紹介と販売
  11. 3件:鍼灸・マッサージ院での対処方法
  12. 2件:ストレートネックはどこで治療可能なの?
  13. 1件:整形外科での治療方法と事例

※その他4件。

記事の書き方はそれぞれ違いがありますが、内容はおおまかに分けて以下の3つ。

①ストレートネックの症状と原因について

②ストレートネックはどうすれば解消できるのか?

③各治療院でのストレートネック対処方法

グラフ2

①ストレートネックの症状と原因について

根本的にストレートネックとは何なのか。ストレートネックになるとどのようなことが起きるのか。整体さんなどの治療院やまとめサイト系が主に記事を書いていました。内容的にはどのサイトを見ても同じようなことが書かれているので、ストレートネックの見解はほぼ一定になっているのでしょう。

「ストレートネック」で検索1位になっているストレートネックどっとこむの記事が分かりやすかったので参照すると・・・


<ストレートネックとは>


ストレートネック

(画像出典元→平岸脳神経クリニック

ストレートネックとは、頚椎の生理的前湾角度 30度以下の首の状態をいいます。
※首がまっすぐに歪んだ状態を示す言葉ですので、病名ではありません。
→http://www.straight-neck.com/

人間の頸椎は通常であれば30~40度前弯(カーブ)しているのですが、少しずつ角度が減少して真っ直ぐになった状態のことをストレートネックと呼びます。


<ストレートネックの原因>


【不良姿勢】

慢性的なうつむき姿勢を取ることにより、首の生理的なカーブが失われ、ストレートネックになります。長時間のパソコン作業やスマホ操作はもっとも代表的な原因です。
最近ではスマホの爆発的普及によりスマートフォンの使い過ぎによるストレートネックが増えてきています。
→http://www.straight-neck.com/

ストレートネックの原因としてほとんどの記事で紹介されていたのが「不良姿勢」です。あごを突き出した状態や猫背、過度のうつむき姿勢による姿勢バランスの崩れが、ストレートネックの原因になることが多いようです。スマートフォンの使い過ぎも結構騒がれています。まぁ、時代ですかね。

あとで詳しく紹介しますが、ストレートネックを解消するためには不良姿勢の改善を目指すことが重要だといわれることが多いです。姿勢の崩れが肩や首に負担をかけ、積もり積もった結果としてストレートネックの状態になってしまうんですね。


<ストレートネックの症状>


・頭痛がする
・肩がこる
・首が痛い、首が動かない
・頚椎症、椎間板症
・上が向きにくい
・めまい、ふらつき感がある
・手のしびれがある
・寝違いを繰り返す、枕が合わない
・逆流性食道炎、胸焼け、吐き気がする
・自律神経失調症、うつ
→http://www.straight-neck.com/

寝違えを繰り返したり、枕が合わなくて悩むひとが多いのもストレートネックの特徴です。肩こりや首こりに加えて頭痛の症状がある場合は、お近くの医療機関での診察をお勧めします。ストレートネックなどの症状を診断できるのは整形外科などの医療機関のみです。

 

②ストレートネックはどうすれば解消できるのか?

ストレートネックの解消方法としてはストレッチや運動、タオルを使って枕を作成するなどの方法が紹介されていました。すべての方法に効果があるかどうかは分かりませんが、掲載されている数が多いものを抜粋して紹介いたします。


<タオル枕>掲載件数:16件


タオル枕はめぐり整体所さんが作成しているこの動画が有名で、タオル枕を紹介している記事にほとんど貼り付けられていました。

タオルをくるくるっと巻いて円柱状にして、仰向きに寝た状態の首のすき間に入れてストレッチを行えば頸椎の矯正に効果があるとのこと。寝るとき用の枕ではないので、あくまでもストレッチ専用として考えた方が良いと思います。

 


<テニスボールストレッチ>掲載件数:6件


(動画出典元→https://www.youtube.com/watch?v=FVziC3zgPP0

テレビで特集されたのをきっかけに知名度が急上昇したのがこの方法です。先ほどのタオル枕のようにテニスボールを2個使用して首のすき間に入れながらストレッチをしたり、肩甲骨あたりの筋肉をほぐす体操に使用したり、いろいろな応用が出来ます。肩をグリグリと刺激するのは気持ち良さそうですが、ちょっと痛いかも・・・。

 

③各治療院でのストレートネック対処方法

整体や接骨院、カイロプラクティックを運営されている方がストレートネックの記事を書いていることが多い(200件のうち45%)ので、各治療院ではどのような施術を行っているのかを確認することができます。治療院によってはストレートネック専門の施術を行っている場所もあるので、悩んでいるひとは相当多いことが伺えます。

200記事読んでみて思ったこと

治る!とか効果あり!とか安易に言ってはいけない。

ストレートネックは治ります!って皆さん結構簡単に言っているんですよね。これにはびっくりしました。すげーなと。

例えば僕が「オーダーメイド枕で肩こり・腰痛が絶対治ります!」と言って治療を行うと、医師法に抵触および景品表示法による不当な表示にあたるので、最悪の場合逮捕されます。医師免許を持っていない人が、相手の健康に影響を及ぼすことを行ってはいけないんですよね。だから無責任に治るとか治療するとか言っちゃダメなんです。

医師法 第四章 業務

第十七条:医師でなければ、医業をなしてはならない。

→http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO201.html

 

(不当な表示の禁止)
第四条 事業者は、自己の供給する商品又は役務の取引について、次の各号のいずれかに該当する表示をしてはならない。
一:商品又は役務の品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示し、又は事実に相違して当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示す表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるもの

→不当景品類及び不当表示防止法(消費者庁HP)

医業類似行為(診断や治療など医学に基づいて行う行為以外の施術)が認められているあん摩マッサージ、鍼灸、柔道整復師といった国家資格を取得している方でも、診断や治療等の言葉は医療行為を想定させるので極力使用しない方が良いとされています。

ネットで検索すれば「ストレートネックが簡単に治る3つの方法」とか「ストレートネックが自分で治療できる!」などの記事がわんさか出てきて、どこの誰が書いているか分からない情報が溢れている現状。目の前にある聞こえの良い言葉だけに踊らされないようにして下さい。ストレートネックかもしれないと思ったときは、唯一診断することが許されているお医者さんに相談するべきではないでしょうか。

 

オーダーメイド枕がけちょんけちょんにバカにされるのが悲しい。

高価な枕は必要ない!体型を測定してつくる枕なんて意味がない!と辛らつな言葉で訴えかけてくる記事がね、ちょこちょことありましたよ。真剣に枕をつくっている身としてはつらいっす。

向こうさんの言い分としては、

・肩こりや不調を感じている時の体はベストな状態ではない!そんな状態の体を測定してつくった枕に寝ても意味がない!

だそうです。

逆に聞きたいですけどね、ベストな状態っていつですか?と。それを待つんですか?と。

確かに、オーダーメイド枕をつくるときにはその方の体型を測定します。その際には真っ直ぐ立った姿勢でボディ―ラインを測定するのですが、姿勢が猫背だったり左右どちらかの肩が下がっている方がいらっしゃることは事実です。なので、測定された結果通りに枕をつくると、明らかに高さが合っていないものや歪んだ枕が出来上がるのも事実です。

だから調整するんです。枕の高さを。

枕の高さには様々な要因が関係します。体型はもちろんその人の寝るクセ、敷き布団の形状・硬さ。一緒に寝ている方の人数。これらをすべて踏まえてその人が一番寝やすい姿勢になるように高さを調整しなければいけません。

体型を測定するのは、その人に合う枕の高さの基準点を探ること。寝ている姿を見ながら高さを変えて、寝返りもしやすいようにフィッティングを行っていくのが「オーダーメイド」です。

オーダーメイドを謳っている訳ですから、こっちもプロとしての意地があります。使ってみて損した、と感じるお客様が一人も出ないように真摯に取り組んでおりますので、そこんとこ宜しくお願い致します。

バカにされて腹を立てていたら、整形外科さんも結構キツいこと言われてるんですね・・・。「整形外科に行っても薬や湿布をくれるだけだから、ストレートネックは治らない!」と叫んでいる記事がちらほら目につきました。なので整形外科さんには勝手にシンパシーを感じています(笑)。

 

生活習慣の改善がやっぱり一番大事。

過度の運動による負担や加齢なども原因のひとつですが、やはり姿勢バランスの崩れがストレートネックの原因として大きいようです。骨格矯正や筋肉のもみほぐしを行っても、長時間猫背になったりうつむき状態が続く日々が改善されなければ、また同じように首に負担がかかってしまい、リスクを軽減することはできません。

パソコン画面に前のめりになる姿勢が習慣化している人は、椅子に腰を掛ける位置を変えてみたり、パソコン画面の角度を変えてみたりして、猫背状態を少なくできる環境を整えるべきです。歩く姿勢が不安定な人は、お腹の下に力を入れる感覚でお尻をキュっと引き締めながら歩く意識を少しでも持つと良いとのこと。少しの意識でだいぶ変わるそうです。

生活習慣の改善には、身の回りの環境を整えることが大事だと思います。10年以上履き続けた靴では、靴底がすり減ってしまって正しく歩くことが困難でしょう。10年以上使用して度数が合わなくなってきたメガネでは、目に負担がかかる一方です。寝る姿勢を整える寝具も同じこと。10年以上使用している枕・敷きふとんではあなたの体を支えきれなくなって、姿勢を悪くさせる原因になっているかもしれません。

 

生活習慣の改善。とても地味なことですが、やっぱり一番大事なことだと思います。ストレートネックにお悩みの方はもう一度自分の身の回りの環境をチェックすることから初めてみてはいかがでしょうか?

それでは、また!

まくらで眠るサムネイル2

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店長・三浦 峻

大学卒業後、雑誌編集・ライター業を経て寝具メーカー【西川リビング㈱】に入社。4年間みっちりと寝具・眠りに関する事を勉強して地元・愛媛県に帰郷。現在は三浦綿業の店長として、眠りの大切さを多くのお客様にお届けしています。
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