Blog 私たちが伝えたいこと

2016/01/31

腰が痛い人がどんなベッドで寝ているのか見に行ってきた話

眠りの悩みQ&A

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年明け早々の1月4日、小さな子供さんを連れてH様がご来店されました。

何かお探しですか?とお伺いしたところ、ベッドマットレスを探しているとのこと。半年ほど前にベッドとマットレスを他のお店で購入したけれどあんまりしっくりきていない。寝て30分~1時間くらいすると腰が痛くなるのが悩みなのだそうです。

当店のマットレスをいろいろ見て触って頂いているときに、H様がこんなことを仰っていました。


そのときの会話


店長:寝ていると腰が痛くなる…。マットレスは柔らかいですか?

H様:結構柔らかめだと思います。座るとぐにゅ~っと沈む感じ。

店長:コイル(バネ)が入っているマットですか?ボヨンボヨンします?

H様:バネではないと思うんですけど…。ボヨンボヨンはしないですね。

店長:(バネではないとしたら低反発素材のウレタンかゴム素材かなぁ。)ベッドはどんなタイプですか?床板がスノコとか?

H様:スノコみたいな感じなんですけど、木がしなっているような見た目で・・・。

店長:あ~、ウッドスプリング!木のしなりで体の重さを上手く受け止めてくれるベッドですね!

H様:そう言われて買ったんですけど、寝ていて痛くなるんですよね。その痛みにもう耐えられなくなってきて…。

こりゃもう見に行かないと分からない。

H様のお話を聞いて、とりあえず今日はマットレスを選ぶことを止めてもらいました。

ベッドもマットレスも半年ほどしか使用していないのでもったいないし、ヘタりや劣化も考えにくい。しかもベッドはウッドスプリングで体の負担を軽減するようになっている。これで寝ていて腰が痛いというのは、ヘタにマットレスを買い替えても解決しない可能性があります。どんな寝具を使って腰が痛くなったのか、実際に見て判断しないと原因が分からないし、「腰が痛い」という言葉だけで商品を紹介するのは無理だと思ったからです。

なのでH様にお願いして、今使用しているベッドとマットレスを見させて頂き、どんな状態で寝ているのかをチェックすることにしました!

1月8日、家庭訪問の日。

1月8日、H様のご自宅にお伺いしました。

寝室に案内して頂き、ベッドとご対面です。

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聞いていた通り、ウッドスプリングのベッドフレームでした。メーカーはドイツのセンベラ社。デザイン性に優れたベッドフレームやマットレスを製造していて、愛用者も多いです。

→センベラ社

 

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上に敷かれていたのはGranzのベッドマットレス。

→Granz

 

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マットレスの中身はウレタンです。低反発素材よりは沈み込みが少ないですが、やや反発力に欠ける感じ。ウレタンの密度が低いのか重量も軽めです。

寝心地を測定してみる

H様が使用しているベッドとマットレスは、寝ているときにかかる負担を軽減するように作られたもの。せんべい布団や10年以上使用してヘタっているマットレスよりも寝心地が良いはずです。

でも、腰が痛い。

その原因は何なのかを探るために、体重負担の測定器で寝心地を測定してみることにしました。

 

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体重負担の測定器については「トゥルースリーパーを試し寝&検証してみた!」という記事で詳しく紹介しています。

測定器をベッドに乗せてH様に寝てもらいました。

測定データの見方は、

・青~緑色の部分→体重の負担が少ない

・オレンジ~赤色の部分→体重がかかりすぎている(圧迫)

さぁ、その結果は…

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仰向き寝がこんな感じ。腰の部分に体重がかかっているように見えますが、圧迫されている部分は無し。

 

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横向き寝がこんな感じ。横向きの方が負担がかかりやすく、腰のところに少し赤色が見えます。でも圧迫まではいっていない許容範囲でしょう。

結果から考えられること。

①マットレスが柔らかすぎて、H様には合っていない。

体重負担の測定データからは腰に対する負担はそれほど見られず、むしろ良い結果になりました。つまりベッドとマットレスが体重を上手く逃がして負担を軽減しているということが言えます。ただ、30分から1時間くらいすると腰が痛くなるということは、柔らかいマットレスに腰が沈み込みすぎて猫背のような姿勢で寝ていることが考えられます。

松山市のお客様でも同じようなケースがありました。他店で買われたウッドスプリングのベッドにラテックスゴム(天然ゴムで出来た柔らかい素材)マットレスをお使いだったその方は、「なんか沈むんだよね~」と体の沈み込みを気にされていました。実際に寝ている様子をチェックすると、腰の部分が下がって猫背状態。眠る姿勢としてバランスが崩れている姿になっていました。このときはウッドスプリングの硬度を上げて、沈み込みが少なくなるように対応したのですが。

今回のH様はウッドスプリングの硬度を最大まで調整済み。それでも腰の違和感が気になる状態です。お使いのマットレスはウレタンなので、ラテックスのように粘りやコシはありません。なので重たい腰を支えきれず、寝姿勢が崩れているのではと思ったのです。

②寝返りがしにくいので、体に負担がかかっている。

マットレスが柔らかいと、寝返りがしにくくなることも想定されます。かけっこやマラソンをしているときを思い出してください。舗装された道や競技場のトラックを走るときは、足が地面を力強く蹴りだすことが出来るので、跳ねるように走ることができます。しかし雨が降ってぬかるんだ道や濡れた砂浜を走ると、足を取られて地面を上手く蹴ることができません。

寝返りも同じことです。柔らかいマットレスだと体を回転させる筋肉の力が吸収されてしまうので、上手くコロコロと寝返りを打つことが難しくなります。

低反発ウレタンマットレスは、ウレタンの中に肩、腰が埋まり込んでしまい、身体を回転させるためにはウレタンを潰していかなければならない。そのため、首、胸、背筋の筋電位変化が大きくなり、身体に負荷がかかっている。

→寝返り性向上マットレスの開発

 

③枕の高さが合っていない。

H様には1年半ほど前からオーダーメイド枕をお使い頂いています。なので、枕は問題ないよ!と胸を張って言いたいのですが・・・。新しいベッドとマットレスに合うように高さを調整していないんですよね。

マットレスが変わると体の沈み込み具合が変わるので、合う枕の高さも変わってしまいます。「オーダーメイド枕をつくってはみたものの・・・」の記事でも書きましたが、いくらオーダーメイド枕をお使いだとしても、きちんと調整できていなければ「完ペキ!」とは言いづらい状態になってしまいます。

うちの高反発マットレスと比べてもらいました。

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どうすれば腰が痛い悩みを解決することができるのか。寝具のチェックと測定結果から考えられる原因をひとつずつ潰していきます。

マットレスが柔らかすぎる→「下から支える」マットレスにする。

柔らかすぎるなら硬くすれば良い、ではダメなんです。硬すぎても腰に負担をかける一方ですからね。腰の沈み込みによる寝姿勢の崩れを解決するには、体の重みを「下から支える」程度の硬さをもってあげたいんです。この支えるという言葉、試験に出るくらいめっちゃ重要です。腰を持ち上げて背骨のラインが正常の位置になることで、寝姿勢が安定します。

寝返りがしにくい→高反発の力で体の回転をアシストしてあげる。

高反発素材であれば体を動かす筋肉の力がマットレスに伝わりやすく、その反発力が体を押し上げてくれます。自分の力だけでなくマットレスの力も借りながら寝返りできるので、コロコロと自由に体を動かせます。

枕の高さが合わない→責任をもって調整いたします!!

調整します!!すんませんでした!!どんなベッドに寝ることになろうとも、責任をもってやらせて頂きます!!

 

ということで、上記のポイントを解決できるであろう当店の高反発マットレス「CUBE K」を準備。部屋も暗くして、少しの間ですがご自分の寝室で寝心地を確かめてもらうことにしました。

H様の感想は「全然違う!腰のフィット感が良い。支えられている感じが分かる!」という結果に。やっぱりH様には支える力が必要だったみたいですね。

この日の訪問は寝具のチェックと眠り方相談、マットレス体感で終了。

後日、やっぱりマットレスを買い替える!というご連絡を頂き、配達してきたのが1月28日のことです。

1月28日、マットレス配達。

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H様のベッドサイズに合うようにマットレスの丈は195cmをチョイス。また、ウッドスプリングにも対応できるように厚み18cmのベッドタイプにして、よりクッション性を高めました。

 

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シーツはベッドフレームと会うようにブラウン色を。こうしてみるとカタログに出てきても遜色ない雰囲気になって、H様にもご満足頂けました!

不要になったマットレスは、H様のご実家にお届けして家族の方が使用されることになりました。ゴミにならなくて良かったです!

H様、このたびは有難うございました。少しでも違和感があればいつでもご連絡ください。枕の調整とともにお伺いさせて頂きます!

気持ち良くぐっすり眠ってくださいね~☆

お知らせ

当店では、皆様がお使いの布団・ベッド・マットレスの状態や寝心地をチェックするサービスを行っております。

「なんとなく寝心地が悪くなってきた…」「今使っている寝具は自分に合っているのか?」など、寝具の使い方や眠りに関する悩みをお持ちの方はぜひ当店にご連絡ください。あなたのご自宅にお伺いして、出張チェックさせて頂きます!

新居浜市・西条市・今治市・松山市はもちろん、ご遠方の方もお気軽にご相談ください。


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店長・三浦 峻

大学卒業後、雑誌編集・ライター業を経て寝具メーカー【西川リビング㈱】に入社。4年間みっちりと寝具・眠りに関する事を勉強して地元・愛媛県に帰郷。現在は三浦綿業の店長として、眠りの大切さを多くのお客様にお届けしています。
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