フランスベッドの面白マットレスを分解してみた!

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こんにちは、店長です!

先日とあるお客様のお宅にベッドとマットレスをお届けしたのです。

その際に「今まで使っていたベッドとマットレスはもう要らないから処分して欲しい」とお願いされたのでサービスで引き取ったのですよ。

そしたらマットレスが普通とはちょっと違う見た目のタイプだったので店長の好奇心がウズウズと。

思いのままにいじくって分解しちゃいました!

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これがそのマットレス。サイズはダブルサイズです。

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メーカーはフランスベッド。家具屋さんのベッドコーナーに行けば間違いなく目にする有名なメーカーさんです。

フランスベッド製なので中身はもちろんスプリングコイル。ボンネルコイルです。

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このマットレスの面白いポイントその①は見た目と構造。こんな感じに三つに折り畳むことができます。

これ凄くないですか?スプリングマットレスなのに三つ折りできる。コンパクトになるから移動させるのも楽だし、いざというときに倉庫に収納したりお部屋のスペースを有効活用したい人にも良いと思います。

が。

三つに折り畳めるだけでは、ね。店長もそこまで興奮しません。だって三つに折り畳めるマットレスは他にもいっぱいあるんだもん。

中身がウレタンフォームのマットレスなら三つ折りタイプは割とポピュラーです。マニフレックスや西川のムアツなんかもそう。量販店の売り場でも良く目にするので、見たことある方も多いかもしれませんね。

⇒当店でも三つ折りマットレスを取り扱ってますよ~。

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そこで、この写真です。

見て下さい、マットレスのブロックが連結している部分にファスナーが付いてる!ですよ!これはヤバい。

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ファスナーを外せばあら不思議。マットレスが切り離されて1個のパーツに分かれました!

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ファスナーを両側とも外せば3つのパーツに分けることができます。この機能があるのはなかなか珍しいと思います。

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一個ずつパーツに分かれることで持ち運びがさらに楽ちんに!コイルマットレスの弱点である「結構重い・・・」というデメリットを見事に解消してくれてます。

ゴールドジムを3か月で辞めちまった非力な店長でも、写真のように軽々と持ち上げることができます。これなら女性でもマットレスの移動が無理なくできるし、転勤などで引っ越しが多い方なんかにも嬉しい機能ですよね。目からうろこです。

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さらにもうひとつ嬉しいことが。

1個ずつ分かれることで、マットレスのローテーションも簡単になります。

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こうやってパーツを移動させて・・・。

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くるっとひっくり返してあげればローテーション完了。

コイルマットレスは寝心地の微調整が出来ず、1か所でもヘタったらそこで終わりを迎えるのが残念ポイントなのですが・・・。ヘタリを防止する最低限のメンテナンスである「ローテーション」がやりやすいのはユーザーにとって有難いところ。良い寝心地をより長く維持することがマットレスにとって最大の使命ですからね。

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せっかくなのでマットレスの中身を拝見いたします。

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生地を外すと黄色いウレタンシートと中わたが出てきました。

以前にコイルマットレスを分解したときに出てきた中わたは粗悪品だった(綿の切れ端や捨てるやつを集めて作った“落ち綿”だと思う)のですが・・・。今回はフランスベッドなので中わたは真っ白です!良かった!

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スプリング部分も見えてきました。

スプリングの種類はボンネルコイル。寝心地はシンプルに硬いです。硬すぎるので店長には合いません。

個人的なイメージでいうとボンネルコイルは1世代前の感覚なので、今はポケットコイルの方が人気だと思いますよ。ニトリでもポケットコイルの方が多いですし。

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綿にはコイルの錆びが付着していましたが、これくらいは普通でしょう。特に問題があるわけでもなく、コイルマットレスならだいだいこうなるよね、っていう感じ。

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はい、というわけでフランスベッドのマットレスをいじくってみました。

ファスナー構造の衝撃が大きすぎて後半の分解パートが若干おざなりになってしまいましたが…。

でも今回のマットレスには【少しの工夫で新たな価値が生まれる】ということを改めて教えられました。確かにマットレスが小分けになったら便利ですもん。「運びやすい方が良い」とか「できるだけコンパクトに」っていうお客様のニーズは意外と多いと思います。

寝具はまだまだ進化する余地がありそうです。もっともっと良いものができそうな予感。だから楽しいんですよね!

それでは、また!